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【温むす様巡礼】越後・北陸 - 2025/02 (3)芦原
加賀で目の保養をしたあとは、芦原へ移動します。加賀温泉駅から、IRいしかわ+ハピラインふくいで福井駅へ、えちぜん鉄道三国芦原線であわら湯のまち駅へ移動します。
旅程
新潟:松之山 ー 野本旅館
石川:山中 ― お花見久兵衛
福井:芦原 ― あわらグランドホテル(いまここ)
福井:芦原 ― 白和荘(いまここ)
加賀温泉
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加賀温泉駅から、IRいしかわ+ハピラインふくいで福井駅へ。直通で30分ほど。ダイヤは1時間に1本ほどです。
福井
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福井駅に到着。ショッピングモールや飲食街が併設された、とてもきれいで巨大な都市駅です。聞いてはいたものの想像の10倍くらい恐竜で埋め尽くされており、とにかくそこらじゅうが恐竜。なにもかも恐竜。恐竜。ダイナソー・・・。屋上にあるらしいカニをくわえた恐竜は、残念ながら雪で閉鎖されていました。
のりかえ時間で石川県民のソウルフードとして教えてもらった8番らーめんがあったので訪問。しょうゆ・しお・みそなど選べる北陸版日高屋なのかなとおもいきや、とてもやさしい味の野菜らーめんで、初めて食べる味でした。私たちがふだんたべてるらーめんは暴力的すぎるかもしれない。
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そんなおしゃな福井駅を一旦出たすぐ横に、またしてもおしゃれでこじんまりとした駅舎、えちぜん鉄道の福井駅があります。きっぷは有人窓口のみ。そして改札ではなんと――切符切りでぱっちん!なんとレトロなんだと感動していたところ、車両に交通系ICカード読み取り機がついてました。なんだこれ。さらに車両にはアテンダントさんがいます。ワンマン鉄道とは・・・?
そんなふしぎなローカル:えちぜん鉄道は、エジプトから来た旅行者で満席に。あわら湯のまち駅まで約40分。福井周辺は細かくストップしますが、その後は普通のローカル鉄道とおなじ感覚です。
あわら
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ついてしまえば3回目なので街の構造は理解済。蘆原温泉は、遠方からみると田んぼがひろがる平地のなかにドドンと温泉ホテル群が建っているふしぎな構造の温泉地です。田んぼからいきなりドバドバお湯が沸いたというのは山梨:石和を思い出させます。街は(小梅様のプロフィールにつながる)芦原温泉大火で焼けてしまった際に整備され、今のわかりやすい碁盤の目状になったとのこと。道は少し細いですが除雪はされているきれいな平地なので、車道を歩けば温泉エリアはすべて徒歩移動が可能です。
駅の目の前の公園には、芦湯(という足湯)のほか、湯けむり横丁という飲食店街があります。日帰り温泉施設にセントピアあわらがあるほか、各種お宿の内湯めぐりパスなどもあるようです。
蘆原温泉は、えちぜん鉄道:あわら湯のまち駅のほかにも、北陸新幹線:蘆原温泉駅も近くにあります。小梅様は田舎なのを気にしているようですが、街がおしゃれなのであんまり田舎感はないかも。
芦原温泉旅館協同組合
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過去2度訪れたものの閉館だった芦原温泉旅館協同組合さんに入ることができ、ノーマル缶バッジを頂きました。平日のみオープンとのこと。観光案内所ではないので仕方ない・・・。
あわらグランドホテル
増築を繰り返し、ドアをくぐるたび昭和から令和までを移動できるタイプの大型ホテルです。とはいえ適切にリノベ済。特に温泉はきれいで、館内に浴場が5か所もあり、大浴場にはさらに大風呂、石釜風呂、ぬる湯、ジェットなどなど・・・無限にお風呂があります。
やさしい泉質のあわらにあって、あつ湯からぬる湯までのラインナップをそろえてくれているのは貴重な気がします。同じ大風呂でも深さが違い、全身半身も思いのまま。ついつい露天などに行ってしまうかもしれませんが、本館にある最も大きい大浴場:朝倉門をおすすめします。外気浴スペースもあり。
いろいろあって素泊まりですが、夜は極寒すぎてひたすらおふとんと温泉を往復。「湯けむり横丁でホルモンにしようかな~」なんて考えていたものの、強い雨が降ってきたので到底外に出る勇気がなく断念。ここは福井。永平寺の修僧は石を温めて腹に当て空腹を充たしている。
とはいえ、あわらのお湯は透明のやさしいお湯なので、バカみたいにお風呂にはいっても何も問題がなく、実際ここで過去最高の1泊7回くらい入浴というアホな行動をしたおかげでかなりお肌への効能を実感できました。
素泊まりなのに朝には軽食のサービスも頂きました。うれしい。
白和荘
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白和荘さんのコラボプランに連泊。整ったお部屋にはエアコンにくわえファンヒーターまで設置されており、そのあたたかい香りが、いまさらですが「北国にきたなぁ」という実感をもたらしてくれました。
お夕食は、ふくいサーモン、寒ブリ、若狭牛、越前そば、越前かに・・・道中「こんなものも特産なんだ」と気づいても、飲食店めぐりでは絶対に制覇できないものがお宿ですべて出てくることほどうれしいことはありません。ここまで直撃したのは豊富のニュー温泉閣ホテルさん以来かも。
お風呂は広めの内湯と露天。入ればすぐにとろみが増えたような、昨日とはすこしちがうお湯であることがわかります。こちらも何度か入浴し、明らかにお肌のヌル感を体感できました。同じような泉質であっても違いが体験できるあわらの内湯めぐりは楽しそうです。
コラボプランについてくるスパークリング日本酒は、つい持ち帰りにしてもらったのですが、やはり小梅様と一緒にのむべきだったかもしれません。かわりに地域限定である辛口女将をいただきました。小梅様に叱られたい人生だった。
地酒蔵 近藤
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小梅様のコラボラベルな地酒が本日から発売。なんと朝8時から開店しているとのことなので、チェックアウト前に地酒蔵 近藤さんに訪問。以前は「明日から」「来週から」ばかり引いていたのですが、前回の塩江訪問といい流れがつかめているのかもしれません(なんの?
初のコラボ開始数分後に第一オタクが襲来したのは「ウソやろ」という感じだったようです。オタクとしても想定外のサイン入りパネルに拝謁叶い「ウソやろ」という感じで挙動不審に。小梅様はしばらくはこちらに滞在されるそうです。せっかくなので、コラボ日本酒とは真反対のお味という地酒も追加でいただきました。
出立前に女将さんと中の人さんとお話させて頂きました。あわらでの小梅様の展開は、女将さんたちが中心となって熱心に活動されていて、これからも地元をまきこんで展開を増やしていきたいとのこと。”街おこし”というのは商業的なものですが、なんだかんだで地元の方が「うちのむすめかわいい」と楽しんでいるのを見るのが一番「いい街だなぁ」と感じられますし、そういう風土のある街はまだまだ活気があり続けると思います。これからの小梅様の活躍も楽しみです。
芦原温泉駅
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白和荘さんより送迎いただき、10分ほどで蘆原温泉駅へ到着。駅にはお土産屋さんや飲食店が併設。さば缶、羽二重餅、越前そばなどなど、ついつい買い込んだところかばんが爆発しました。
あとがき
公共交通機関をつかった温泉は伊香保、松之山に続きまだ3回目。そして複数の温泉地をめぐるのはこれが初めてでしたが、無事回りきることができました。とはいえ、今回はすでに訪れたことがある地域がほとんどで、どのような鉄道が走っているか、どれくらいの間隔で走っているかも知っていたから対応できた面があります。
地域バスは必ずしもGoogle Mapsに出るわけではないですし、乗り換え待ち時間を考えれば「1本後の電車にしてこの街で遊んでいたほうがよいだろう」と数手先を読む必要があるのが、ナビをセットして脳みそをクラウドに預けてしまえばなんとかなる二輪/四輪車との違いでしょうか。
とはいえ温泉旅なので、ほげーっと雪をながめているのも楽しいものですし、冬の雪国旅はさくっとあったかいお宿に到着し、温泉とお酒をたのしみながらゆったり外をながめるのもひとつの解なのかもしれません。
雪国装備
松之山は山あいなので風もなく、温泉バフが効いていたためか意外と寒くはありません。山中はちょうどぽかぽか日和、芦原もお昼は寒くなく、防寒ジャケット1枚のみで、オーバーパンツは使うことはありませんでした。二輪車用装備はオーバースペックかもしれません。どちらかといえば、とにかく汗をかいてはいけないので即座に脱げることが求められます。
身があたたかければ手も問題ないので、手袋もつかいませんでした。ただ雪道を歩く際は安全のため必ず両手を使える状態にしておかなければならないので、寒がりな人は持っていった方がいいかもしれません。
関東ではスノーブーツはまったく売っておらず手に入るのがTimblerlandくらいですが、ローカットブーツに防水スプレーをかけておくだけで特に浸水することはありませんでした。ただこれは、松之山は完全に雪であることと、山中・芦原に雪がないという2極だったためにどうにかなっただけで、先月の直江津(ぐちょぐちょになっている)などでは能力不足の感があり、季節によっては不適切かもしれません。たぶん、浸水したら即座に行動不能になるでしょう。
キャリーバッグについては、松之山を除いて道に雪がつもっていることはなく、松之山は持って歩ける距離しかないため問題はありませんでした。