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くろしお出版「日本語多読道場」リニューアル

くろしお出版の日本語多読道場がリニューアル。全体を読みやすくビルドアップされた。これまで外国人にはやや難し過ぎないかということで、難易度もN3中心に見直し。自分も「おいしいお店」に新たなコンテンツをN2に執筆させて頂いた。すし、カレー、丼、麺類に続いて、とんかつ、焼きそば、和菓子(お持ち帰り)、お好み焼きを新しくアップ。ちなみにN2とは日本語習得のグレードで、N1〜N5まであり、数字が小さい方が難解。だからN1の言葉は原則外す。また常用漢字しか使わない。だから炒飯はチャーハン、醤油はしょうゆ、味噌はみそ。そうは言っても人名や地名など固有名詞はやむを得ない面もあるのでルビを振る。擬態語や擬音は使わない。比喩を使うことで、日本人にはわかりやすくても、外国人にはかえってわかり辛くなることもある。日本人の使っている日本語は、外国人には相当レベルが高いので、優しく書くのは難しく苦慮が多い。同じことを表現するにも、複数の表現を考えて、どれが外国人にとって読みやすいかを熟慮比較する。あまりにわかりやすさに拘泥し過ぎて、かえってわかり辛くなるジレンマに陥ることもある。校閲担当の方と意見が合わないこともある。編集者ではなく、文章を執筆する立場に立つと、また違った苦労があることを経験によって知ることとなる。そんな苦労があっても、書ける機会をもらえたのは本当にありがたい。
https://yomujp.com/n2/

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