雑誌「イコール」01号が刊行
雑誌「イコール」01号が刊行(正確に言えば書籍扱いの不定期刊行物)。時代に物申す力の入った刊行物。私もクラウドファンディングに参加して、一文「大相撲錦絵 日本相撲協会相撲博物館コレクション」を寄稿した。一つだけ挙げれば、奥付に印刷会社を明記していないこと。近年は書誌情報について、業界内に教育が為されていないことに課題を感じる。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784910546360
編集長の橘川幸夫氏も74歳。人は高齢にして何かを為そうとすると、自ずから周囲に集まる人々は同世代。経験に価値がないとは言わないが、時代の新しい潮流には疎くなる。今回の「イコール」01号の巻頭特集「新しい世代の息吹き」は、そんなジレンマを打破しようという試みに取り組んでいる。10代それも前半の天才たちが才覚を魅せる。実務は経験が重視されて然るべき。しかしアンテナを高く持つには、新陳代謝が必須である。そのことを編集長は、よくおわかりである。
1️⃣少年アーティスト高梨元秀くん(12歳)
・ひとりミュージカル、曼荼羅作画に取り組み、映画「半端者」出演
2️⃣少年起業家レウォン(13歳)
・小4で「元素カルタ」商品開発、小6で起業、そして糸島市の地方再生に着手
3️⃣10代イコール
・5人の10代へのインタビュー〜その老成した人生観
4️⃣こどもオモ部
・こどもたちと一緒にへんてこな遊びを考えて実行する漫画レポート