白内障手術で違う生物に生まれ変わった
人生で2回目の手術は白内障。ここ数年は視界に靄がかかっていたような状況だった。しかしコロナ禍でマスクをして眼鏡が曇ってしまうので、症状の進行になかなか気がつかなかった。そもそも大近視で、矯正(眼鏡)しても右眼は0.7くらいあるものも、左眼が0.1以下で『このままではまずい』と焦った。ずっと「もう少し様子を見ましょう」と言っていた担当医は、手術が決まった途端に検査の連続で厳戒態勢となった。業務繁忙期の中旬を避けて、7月上旬に井上眼科病院で手術を受けた。その後の術後検査も終わりに近づき、ようやく落ち着いた。
先ずは左眼、翌週に右眼の手術。痛みもなく短時間10分前後で終わった。翌朝まで眼帯生活で酒・風呂は4日禁止。手術期間中は1日最大20回もの目薬点眼。日帰り手術とはいえ、生活に制約が多く大変だった。しかし術後の視力検査結果は、左は裸眼0.03→0.3、矯正で0.06→0.5、右は裸眼0.07→0.7、矯正で0.7→1.2と格段にアップ。自分が自分とは思えないほど視界がクリアになった。まるで別の生物に生まれ変わったようだ。視力が安定するには3ヶ月かかるとのことで、しばらくは仮眼鏡のはずだった。しかし医師からは「この視力なら、安定するまで裸眼で生活しては? 校正の仕事もできるはず」。そう言われてとりあえず、なんと小学生以来の裸眼生活。顔に眼鏡がないことに、未だ実感がない。視力でお悩みの方に白内障手術はお薦め。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?