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くろしお出版「日本語多読道場」オープン

くろしお出版のブログ「日本語多読道場」がリリースした。日本語を学ぶ外国人学生たちのための読み物サイトである。読んで日本を知ることができる内容で、沖縄と南西諸島の文化や自然の案内、大阪の観光コース紹介、日本のおいしいお店情報からのスタート。おいしいお店情報については、私もお手伝いさせて頂いた。具体的には寿司やカレーなどジャンル別の食事形態(寿司ならカウンターで食べたり回転寿司があるとか)や、地方によっての味つけの違い(関西と関東のうどんの出汁の違いなど)、そして過去の食レポからピックアップした美味しいお店の情報を提供した。
「日本語多読道場」↓
https://www.yomujp.com/
 しかしこの仕事が思った以上に難しかったのは、外国人向けの読み物であること。従って日本人相手の食レポそのままでは、読解力の点で意味が通じない。そこで登場するのが「リーディングチュウ太」。書いた日本語文をコピペすると、語彙や漢字が日本語能力試験のどのランクに当たるかという判定をしてくれるサイト。実際にはN1〜N5までにランク分け。自分の場合はN3というランクに適した文を提供する役割だった。さらにその文を専門家が別のランクの文章にリライトして、ランク別に掲載する。実際には「リーディングチュウ太」での判定だけでなく、多くの判断や作業が発生する。表記の面では掲載項目の統一や常用漢字使用の徹底。文章面では、易しく書き直した文章の不自然な部分を直したり、外国人学生が理解しやすい表現に変える作業がある。これらは経験不足の自分では全う出来ず、編集者や校閲者の方々に目を通して頂く。日本語を学んで頂く、そして日本の文化を知ってもらう。そのためには特有のノウハウや努力が必要なことを、今回は教えて頂いた。
「リーディングチュウ太」↓
http://language.tiu.ac.jp

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