極寒の雑司ヶ谷で行列した、おにぎり・とん汁「山太郎」
今日は極寒なので空いているのではないかと思ったが甘かった。鬼子母神前のおにぎり・とん汁「山太郎」。開店10分前に行ったのに大行列。店内は8人しか入れないので二巡目で、凍えて待つ。しかし寒さに震えている行列客に温かいお茶を配る心配り。ここは都電荒川線「鬼子母神前」または東京メトロ副都心線「雑司ヶ谷」から歩いて直ぐ。鬼子母神参道商店街で唯一の行列店なので直ぐわかる。割烹着やエプロン姿の若い女性3人で切り盛りしている。女将さんに「どうして女性ばかりなのに『山太郎なの?』」と訊くと「息子の名前が一太郎なので、それにおにぎりが山形だから、ミックスして『山太郎にしたんですよ。気取ってなくて、ちょっといいでしょう?」というチャーミングなお答え。
おにぎりは全21種類。そこからのオーダーは「麻薬卵」@300、「焼きたらこ」@350、「とん汁」@320。おにぎりはサイズが指定できて「大きめ」「小さめ」と指定できる。自分は何も指定しなかったが、けっこうなビッグサイズ。種類をたくさん食べたい人は小さめで頼めばいい。おにぎりの米は硬めに炊いてあるが、握りは「ぼんご流」でフワリと軽く。食べると崩れるので、柔らかく握るのがいいのか、お弁当のように硬く握るのがいいのかわからないが、お店で食べる分には柔らかいのがいいのかもしれない。「麻薬卵」は薬味出汁に漬け込んだ卵🥚。おにぎりは卵ネタが最も好き。よく味が染みていて美味しかった。「焼きたらこ」は、おにぎりから溢れ出るくらいドッサリ。居酒屋🏮で最も好きな肴はハムエッグと焼きたらこである。そして寒かったので「とん汁」の美味しいこと。かじかんだ手を温かい料理で持つ幸せ。ここは女性客が中心。美味しいお店、感じの良いお店にアンテナが高いのは女性たち。その彼女たちがお店を出る時に絶賛して帰る。これなら行列するのも納得。
そしてここのところ「ぼんご」系の躍進。大塚駅前本店の長蛇の列、新宿三丁目の2号店、荒川区小台のテイクアウト店、そしてここ「山太郎」。実は「おにぎり」密かなブームである。