兵庫県知事の出直し選挙が告示
10月31日から兵庫県知事選挙が告示。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/si01/senkyo/2024senkyo/tiji.html
兵庫県議会で不信任案を可決された、元兵庫県知事の斎藤元彦氏。失職理由は「パワハラ」「おねだり」。特に「パワハラ」では自殺者も出たということで非難轟々。しかし今田耕司氏がポツネンと語っていた。「(自分自身で)分からなくなってきたというか。最初はパワハラ、おねだりなんだっていうので、やっぱり自分のことは話さないので、周りの情報しかなくて。『なんで、この人辞めないんだろう』っていう一辺倒だったんですけど、やっぱり今いろんな関西の番組に出て、自分の言葉で話し出して、こういう気持ちでしたって聞いたら、違うようにも見えてきて」と印象が変わってきたことを明かした。「本当は人も亡くなっているし、事実として情報を握りつぶしたっていうことはまだはっきりしていない。そこはちゃんと考えないとダメ」としつつ、「前とは少し印象は変わった」と今田耕司氏。もしかしたら、この人は1人で戦っているのかもと思ってしまうぐらい、実績があったり、着手率、達成率が90何%とか」とした。https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/09/29/kiji/20240929s00041000176000c.html
たしかに斎藤元知事は犯罪までは犯していない。これまでの実績として「県立大学の授業料無償化」「知事報酬カット(給与30%減、退職金50%減)」「公用車『センチュリー』廃止」「県職員OBの外郭団体への再雇用の規制(慣例65歳以上から65歳に規制)」が挙げられる。公約達成率は98.8%の高率。この方は大変優秀な能吏だったのだろう。自分には充分に出来る水準の仕事を、出来ない他人にシビアに求めて相手が潰れてしまったのではないか。おそらく元知事本人にとっては「県民の期待に応える」姿勢だったのだろう。管理職の職務熱心さは、しばしば「パワハラ」と表裏一体となる。例えば仕事の遅延に対するヒアリングは、それ自体が相手にプレッシャーを与えて「パワハラ」と捉えかねられない。元県民局長が百条委員会を前に自殺したことは憂慮すべきことであった。しかし上司には、スケジュールを守れなかった理由を知る義務もある。今の部下は気軽に「パワハラ」「セクハラ」と口にする。もしかしたら斎藤元彦元知事の失職➡︎選挙はとても微妙な問題なのかもしれない。