「どすこい研」絶滅危惧種うっちゃりの意外な真実
3月13日のNHK-BS「どすこい研」のテーマは「うっちゃり」。土俵際の大逆転技である。題して「絶滅危惧種うっちゃりの意外な真実」。この日のゲストは松重豊。中学生時代に後の湊親方(長浜〜豊山)に入門志願したほどの相撲好き。かつては多く見られた「うっちゃり」。決まり手係の大山親方(大飛)によれば「体を反らせ両足を着けたまま投げに入ること」が定義。しかしここ1年間1,740番では照強による一番だけ。リモートゲストの三人の親方、秀ノ山(琴奨菊)、安治川(安美錦)、小野川(北大樹)の分析した減少要因。①手をついた立ち合い②体重増加でケガしやすい③ビデオ判定で踵が出ていたことの発見。歴代で最も「うっちゃり」で勝った力士は若浪。通算56勝を「うっちゃり」で挙げた。呼吸を相手が抜いた時がコツと言う。そして霧島vs.水戸泉の「うっちゃり4連発」で、取り直し3回での4番勝負は見応えがあった。何も同じ手を何度も繰り返さなくてもと思うくらいのリフレイン。水戸泉の「その夜は食事の時に箸を持つ握力がなかった」という凄まじさ。似たような技で琴恵光が得意な「網打ち」も「うっちゃり」との違いでフォーカスを当てて欲しいものだ。
https://www.nhk.jp/p/dosuken/ts/G9W71XY6L3/