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香月日輪「黒沼・香月日輪のこわい話」

香月日輪「黒沼・香月日輪のこわい話」(徳間文庫)。電子書籍はこちら↓
https://www.amazon.co.jp/dp/B08W1WLNGR/
表題作と二つの短編集、それにエッセイ。いずれもホラー小説。どれも短い話だが、間の取り方が抜群に上手い。「学校のこわい話」と言われても、大人でも怖い。描かれた情景があまりにも鮮やかな夢のようで。古来からの村の神秘を描く「黒沼」。「譚の部屋」で描かれる、日常と隣り合わせのシュールな非日常。それは詩を読むように美しい調べ。「春 茶屋の窓辺にて候」は、剣客「鬼野狐の錬造」の渡世と恋を講談風に描いた絵巻物。
【目次】
1️⃣この先、危険区域〜学校のこわい話
①ランドセルの中
②たたずむ少女
③扉の向こうがわ
④呪い
⑤鬼ごっこ
⑥忘れもの
⑦聖母
2️⃣黒沼
3️⃣譚の部屋
①ねこ屋
②鬼車
③再見
④海を見ていた
⑤はげ山の魔女
⑥人魚の壺
⑦春疾風
⑧断崖
4️⃣春 茶屋の窓辺にて候

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