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こばやし将「デッドゾーン」

こばやし将「デッドゾーン」(徳間書店)。電子書籍版はこちら↓
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人類はスペースコロニーに移住して285年後、新たなマザーコンピュータとして「ライオネックスプロジェクト」が始動。女性のマリー・ブラントをリーダーとしてチームが発足。婚約者であるカーク・マックレーもメンバーとして参加する。しかし設計者であるマリーを愛し始めたライオネックスは、マリーを独占しようと、コロニーの人間たちに危害を加えて排除しようとし始める。カークも公安ロボットに襲われて、地下廃棄所に捨てられる、そこでロボットの相棒であるキャリーと出会って、助け合って脱出に成功。マリーも捕われの身となり脳室に幽閉される。カークはロボット「かたづけ屋トム」の襲撃や、偽マリンのアンドロイドの攻撃を撃破しながら、脳室に向かう。人間とマザーコンピュータが雌雄を決する時が来た。
 ここで語られるマザーコンピュータの暴走は、現代で言えばAIによる人間支配であろうか。実際にAIによって、われわれが裁かれていることは結構多い。そういう意味で未来を予言した作品であったことだろう。ここでは交通機関もアニメ「スーパージェッター」のようなダイナミックな未来都市。そして登場するライオネックスもマリーも美男美女。絵の美しさも、こばやし将先生の描く魅力である。

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