夜だけだった「北大塚ラーメン」が昼営業開始、なのになのにハプニング勃発
自分には縁のないものだと思っていた。なぜなら夜のみ営業だったから。しかしお店の前を通った時に貼り紙に気がついた。「9月14日から昼の部営業開始いたします」。思わず『えっ❗️』と声が出た。「北大塚ラーメン」そこは肉好きの聖地である。その日は用事があったので、貼り紙を見ただけで通過。
高鳴る胸を抑えて「北大塚ラーメン」を訪問。『おお、やってる、やってる』。真昼間から開店している。幸いにして、そんなに並んでいない。行列待ちは3人目で、直ぐにお店に入れた。しかしこの時にトラブル勃発。よりによってこんな時に出版健保のインフルエンザ接種のインターネット申し込みが並行してスタート。無料なので、あっという間に満員御礼お断りとなってしまう。『ラーメン🍜か、インフルエンザか』。正と負の葛藤の中で、券売機とタブレット操作が同時進行。券売機で「ラーメン(並)」のチケットを買って席に着く。ちょうど席に着いた時にインフルエンザ接種受付の画面にログインできた。直前まで申し込み殺到でサーバーが落ちたり、画面がハングしたりして受付に至らなかった。『インフルエンザ予約完了』を確認して、カウンターから厨房を覗き見る。すると3人の女性が、ひたすら膨大な量の焼豚を細かく刻んでいる。肉切りショーを眺めているうちに着丼。
初見の感想は『あれ焼豚の量って、こんなものだっけ?』。そんなに大きくない焼豚が5切れ。ここで私は自分の失態に気がついた。テレビや雑誌で焼豚がてんこ盛りになっていたのは「焼豚麺」なのだ。しかし私はインフルエンザ予約しながら券を買ったため、券売機のメニューをよく見ていなかったのだ。『なんたる失態❗️』と嘆いたが、出てきたラーメンを食べるしかない。しかしながら食べるうちに『ラーメンの焼豚も、焼豚麺の焼豚も同じじゃないか』と気がついた。量が多いか少ないかだけの違いで、蕩けるような脂の旨みは変わらない。スープは家系ほどではないがコッテリ系の濃い醤油味。麺がよくからんで、とっても美味しい。パワフルでパンチがある庶民派ガテン系。しかも胃もたれするほどじゃない。還暦過ぎた自分にはちょうどいいくらいの量(麺150g)だった。会う相手を間違えたけれど、とってもいい人だった。憧れの人には、また逢いに行けばいい。
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