去り行く者を忘れない
早逝した学生時代の級友のお墓参り。世話好きの気のいい奴だった。みんなが忘れても、お前のことは俺が忘れない。川越初代市長の由緒正しいお家柄。葬られたお寺には、彼の一族の墓地が塀に囲われてある。しじまの中で冥福を祈る。
帰りに川越に引っ越した尾久キリスト教会の元牧師である高橋武夫先生ご夫妻と会食。牧師先生の説教は世俗と聖書が巧みに交錯したアミューズメントだった。広告営業マン経験もある方で、仕事の相談に乗ってもらった。牧師生活を引退されて、娘さんの住む川越に移られた。ウォーキングや自転車などされて、変わらずお元気そうで何より。つつがなく余生を送って頂きたい。
時が過ぎるのは早い。去る者日々に疎し。しかしいつも心の中では、師や友を変わらず大切にしておきたいものだ。ゆめゆめ存在自体を忘れることなど、ないようにしたい。
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