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AKB48と坂道なぜここまで差がついたか?試論

12/30のレコード大賞授与式で「日向坂46」の加藤史帆・齊藤京子が、時代を超え歌い継がれる名曲を特集する企画で、ザ・ピーナッツ「恋のバカンス」を歌った。それが「最強のシンメ!」などと絶賛されたことを、友人がSNS投稿した影響を受けての事情通のやりとりが面白かった。アイドル通のお二人が交換した意見を疑似論文化してみた。尚、自分自身は力士にしか興味がなく、アイドルはメンバーの名前も顔もほとんどわからない。
 ここのところ乃木坂46、欅坂46、日向坂46などの坂道系が人気を集めている。これに対してAKB48は「第71回紅白歌合戦」に落選。AKB48だけでなく、大阪のNMB48、名古屋のSKE48、福岡のHKT48なども軒並み落選。AKB48総監督の向井地美音は「先輩方が繋いでくださったバトンを、私たちの代で何度も止めてしまいました。そして今日も。それが何より申し訳ないし不甲斐ないです」と苦しい心境を吐露している。同じくAKB48の柏木由紀は「11年連続で(紅白に)出演させていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ファンの皆さん、歴代のメンバー、関わってくださった皆様のことを思うと胸がぎゅっと締め付けられるような、そんな気持ちもあります。ここが全てではないことはわかっているけど、それでもまた誰かに認めてもらえるように私達は頑張ります」との前向きなコメントを残している。職場に「アサヒ芸能」という大衆娯楽誌があり、誌面でもAKBの紅白落選は大きく扱われていた。
 どうしてAKBと坂道系にこれだけの差がついてしまったのか。何か戦略戦術に明らかな差があったのか? アイドル界に事情通お二人の意見を総括してみると、秋元康がアイドルの旬の短さを意識して、早めの若手交代を意図した。しかし現実はAKB48はセンター前田敦子の抜けた穴を埋め切れなかった。そして後継の指原莉乃の異常なまでのタレント力の傑出は、むしろグループとしてのアイドル性を欠如したのではないかと目される。
1️⃣AKB48について
①運営がバラバラな状態になっている
②新陳代謝が進まず飽きられ始めている
③これまでの体育会系の乗りがうけない
④主力交代の時期から露出が減った
⑤可愛いだけのアイドルは埋没
⑥指原莉乃がタレントとして優秀過ぎてアイドルグループの顔として機能せず
(アイドルと言うより優秀な中小企業の社長のおっさんみたいだった。自分はそういうところが面白くて好きだったが、たしかにアイドルとしては見ていなかった)
⑦握手会を襲撃されたことによる後遺症
⑧松井珠理奈の休業、島崎遥香の卒業、宮脇咲良の韓国行き
⑨前田敦子という美人ではないが、存在感あるセンターが抜けた穴を埋め切れずに下降線
2️⃣坂道系について(乃木坂46、欅坂46)
①SONYグループのバックアップ力が強い
②乃木坂は両家の子女が通う女子校風の演出が受けた
③乃木坂は当初の試行錯誤が凄まじかった
④生駒里奈、白石麻衣、橋本奈々未の乃木坂勢の露出が目立った
⑤個性重視の方針で、観ていて美しい
⑥AKBより地盤が強固
⑦西野七瀬という絶対エースの登場
⑧斎藤飛鳥へのバトンタッチ
⑨与田祐希、山下美月、梅澤美波、遠藤さくら、賀喜遥香の育成
3️⃣坂道系について(日向坂)
①ひらがなの「けやき坂」時代は飼い殺しだったが、メンバーの貪欲さ、明るさ、前向きなところが受けた
②リーダーの佐々木久美の統率力
③アルトの齊藤京子が抜群の歌唱力
④加藤志帆が美人に加えて、歌もダンスも上手く、バラエティでも前に出て笑いを取っている
⑤小坂菜緒、佐々木美玲と違ったタイプがセンターを務め隙がない
⑥影山由佳がサッカーに詳しく超天才

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