オールマイティな実力「東京エキゾチカ」で百花繚乱の企画「オールジャンルで乾杯」
「座・高円寺」で開かれた「東京エキゾチカ2DAYS」。昔は赤坂などにあったナイトクラブやグランドキャバレーなどのバンドをイメージして3年前に結成された「東京エキゾチカ」。日本でも指折りの7人のミュージシャンで構成されたバンド。ピアノの田中和音、トランペットの杉山正明、トロンボーンの西島泰介、サックスの御子柴秋彦、ギターの並木健司、ベースの和田弘志、ドラムスの稲垣貴庸。今回のコンサートにはフラメンコギターの高橋秀夫が加わった。
何でもこなせる「東京エキゾチカ」だから、扱う音楽のジャンルも幅広い。ジャズ、ポピュラー、シャンソン、昭和歌謡、フォーク、アイドル、Jポップ、ミュージカル、フランコ、ダンス。登場する歌手も数多。名前だけ挙げても、LUMI、ダニカ、横野文香、岬那美、さより、浜田ユキ、フラワー・メグ、小林啓子、ナオミ・グレース、真由子、JURINA、廣重有加、Anli、マリア・エヴァ、桃井まり、黒川泰子、いとうなな、彩木香里、和泉妃夏、室田瑞稀、ハルカ、鈴城えみ。才女美女のオンパレードである。
この日の感想は以下の5つ。
1️⃣東京エキゾチカはどんな曲どんなジャンルにでも対応できる。その実力とアレンジ力に感服。
2️⃣全ての歌い手が女性という百花繚乱。ステージの華やかさに加えて、いずれの歌手も実力充分。
3️⃣第二部冒頭の詩の朗読に感激。茨城のり子「わたしが一番きれいだったとき」。これは反戦歌である。
4️⃣「オールジャンルで乾杯」という企画がすごい。そして誰もが知っているスタンダードナンバーで構成して、聴衆の心を一つにする。
5️⃣何よりこれら全ての歌い手に出番を作っているプロデューサーのオポチュニティメイキングがすごい。
以下、本日のセットリスト。
(前半)
1 「クライ・ミー・ア・リヴァー」 真由子
2 「テネシー・ワルツ」 真由子
3 「夢は夜ひらく」 いとうなな
4 「幸せになろう」 いとうなな
5 「The Lady is a tramp」 浜田ゆき
6 「All or nothing at all」 さより
7 「思い出のサンフランシスコ」 さより
8 「ザ・グッド・ライフ」 浜田ゆき
9 「ひまわり娘」~「青春の坂道」~「虹をわたって」 岬那美
10 「比叡おろし」小林啓子
11 「朝日のあたる家」 フラワーメグ
12 「さよならをいう前に」小林啓子
(後半)
13 茨城のり子先生の詩「わたしが一番きれいだったとき」朗読
和泉妃夏、涼城えみ、室田瑞希、ハルカ
14「フィバー」 真由子
15「マンハッタンキス」 LUMI
16「歩み-Ayumi-(オリジナル)」 LUMI
17「My favourite things」 横野アヤカ
18「リトルマーメイドのパート・オブ・ユア・ワール 」 横野アヤカ
19「Can't Take My Eyes Off You」 ダニカ
20 「SAVING ALL MY LOVE FOR YOU」 ダニカ
21 「Over The Rainbow」 ナオミ・グレーズ
22「ムーンリバー」 ナオミ・グレース
23「What A Wonderful World」 ナオミ・グレース
24「オンリーユー」 真由子