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外国人力士の引退後

相撲好きとしては、このような写真が出てくると、引退後の生活に思いを馳せる。これは2015年初場所での幕内土俵入りで、引退した荒鷲関の写真(中央)を見つけた。荒鷲関は、その獰猛な四股名とは、本人はうって変わって、寡黙で大人しい温厚な方だった。モンゴル出身だったが、年寄名跡を取得する資格のある実績であったにもかかわらず、日本国籍を取得せず、引退して角界を去った。モンゴルに帰国するのかと思ったら、日本に残るとも聞く。その後の去就もはっきりせず心配。外国人力士の場合、日本相撲協会に残るためには、日本国籍を取得する必要がある。まして親方株の取得には多大な費用がかかり、空いている株もほとんどない争奪戦。しかし相撲しかやってこなかった人生。ましてや外国人の方だと余計に心配。それも故国に帰るならともかくである。故国で国会議員を務める旭鷲山関や把瑠都関、事業を成功させた横綱朝青龍関や黒海関。誰もが小錦関のようにタレントになれるわけでもないし、誰でも曙関のようにプロレスラーになれるわけでもない。日本に残るのであれば、言語や読み書きの問題もあるのでなおさら。日本に残った例としては、横綱日馬富士関が伊勢ケ浜部屋のトレーナー。これは別格にして特別対応。阿夢露関がスポーツセンターのトレーナー。臥牙丸関は日本に残って何をされるのだろう。第二の人生がうまくゆくことを願ってやまない。

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