プロ野球両リーグ最下位がアベック優勝‼️(即席レギュラーシーズン評)
プロ野球のレギュラーシーズンの両リーグ優勝がヤクルトとオリックスに決着した。どちらも前年最下位チームというプロ野球史上初の椿事。野球解説者たちの予想を大きく裏切るサプライズとなった。以下、極めてアバウトなシーズン評。ヤクルトの勝因は村上宗隆(若いのに大したものだ)や山田哲人を擁する強力打線と、先発投手陣に20歳の奥川恭伸がローテーション入り、清水昇たちによる救援投手陣の踏ん張り。オリックスは山本由伸・宮城大弥のエース両輪の活躍に、打線が吉田正尚に加えて杉本裕太郎の主砲に成長。もちろんレギュラーシーズンの成績というのは、選手の力量だけではなく、監督あってのもの。ヤクルト高津臣吾監督とオリックス中嶋聡監督の名采配による。監督の資質なくして好成績はあり得ない。それはFAで他球団人材を取り放題の巨人の地盤沈下を見てもよくわかる。結局FA人材は実績はあるが、故障も出やすい経年劣化の年齢にも達している。まだCSや日本シリーズも残されているし、個人タイトルも全て決まったわけではなく、まだ終わったわけではないが、若いスターが輩出した新陳代謝を予感させる面白いシーズンだった。
1️⃣セリーグの見どころだったポイント
①前半戦における阪神タイガースの快進撃
・特に佐藤輝明の活躍は衝撃的、あと救援のスワレスがすごかった
②FAで梶谷・井納を取った巨人の終盤失速は、アンチ巨人として痛快
・賛否両論あるが原辰徳監督による暴行事件の中田翔救済はありがたかった
③初陣のDNA三浦大輔監督の出足連敗にヒヤヒヤ
・新人の牧秀悟は打率3割超えの大活躍、佐藤輝明とどちらが新人王か楽しみ
④中日の投手陣には沢村賞の大野雄大に続き、最優秀防御率の柳裕也が台頭
・退任となった投手出身の与田剛監督は投手陣は育てた(打線が不振だったが)
⑤広島カープ新人の栗林良吏による14試合連続セーブ
・佐々岡真司監督も後半の追い上げで首が繋がった、若手選手陣は伸び盛り
2️⃣パリーグの見どころだったポイント
①楽天イーグルスは田中将大マーくんの凱旋復帰
・全盛期ほどの快投ではなかったし、打線の援護もなかったが登場が貴重
②ロッテは佐々木朗希の衝撃デビュー
・待望のスピードスターがベールを脱いだ
③日本ハムは斎藤佑樹の引退セレモニーでの感動
・栗山英樹監督はダルビッシュ有、大谷翔平など人は育てた
④西武は平良海馬投手の連続無失点試合記録39達成
・日本復帰後は活躍できなかったが、松坂大輔引退は多くの人が感銘
⑤最強ソフトバンクホークスの失速は意外
・名将・工藤公康監督も辞任、一つの時代が終わった印象
3️⃣【番外編】オリンピック金メダル
・正直アメリカのメンバー見て『MLB主力誰もいない』と思ったが優勝は天晴れ