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宮城野部屋の処遇と罪刑法定主義⚖️

5月29日に13人の力士が日本相撲協会から引退した。
https://www.sumo.or.jp/ResultRikishiData/intai_rikishi/


 その中で5人が伊勢ヶ濱部屋で、うち4人が元宮城野部屋。マスコミはこれを宮城野親方の責任と囃し立てている。しかし果たしてそうであろうか? むしろ宮城野部屋の閉鎖に対する、力士たちの協会への抗議だったのではないだろうか。それは体制への無言の抵抗である。宮城野部屋に所属していた多くの力士は、史上最強の横綱であった白鵬に憧れて入門したはず。それなのに『憧れの白鵬に指導してもらいたい』という望みを絶ったのは、いったい誰であろう。部屋の閉鎖については、理事会でも全ての理事が賛成したわけではない。伊勢ヶ濱一門でも、実際のところ宮城野部屋をどこかの部屋が引き受ける段になって、理事会の強引な決定に困ったはずだ。


 何度でも言うが「罪刑法定主義」(どのような行為が犯罪として処罰されるか、どのような刑罰が科されるかについて、あらかじめ法律で規定しなければならないという原則)の確立していない組織は恣意的に運用されかねない。同じ罪には、同じ量刑が課されなければならない。自分の政敵を排除するために、因縁をつけるのは歴史の常。権力者は「まだやることがいっぱいある」などと、その座にしがみつく。多選には限界を定めるべき。そして力士たちの無念を晴らそうとする人は、何ゆえ片隅に追いやられなければならないのか? 諮問機関は、権力に阿るのではなく、運営中枢の内部監査にこそ励んで頂きたいものである。
https://news.yahoo.co.jp/articles/068d5822a5c4ba95356c62f148d3fea1638d7100

八角理事長

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