特別定額給付金
今週月曜日に 10万円の特別定額給付金が振り込まれた。荒川区の特例措置(全ての区にあるわけではない)で、早期入手となった。具体的には、荒川区ホームページにアップされた申請用紙のダウンロードや、区役所での用紙配布。これで役所からの郵送を待たずに手続きできた。さて何に使うか。とりあえずいったん預金に回す。
新型コロナ給付金は、特定世帯への30万円か、あらゆる世帯への10万円かで、政局は激しく動いた。給付スピードの点で、10万円で決着したが。本来の趣旨から言えば、実際に被害を蒙った方々への30万円が正解であった気がする。何とか特定世帯の申請にスピーディに対応する術はなかったものか。
さる下町の喫茶店。店内では自営業の地元の方々が、持続化給付金について生々しい話をしている。聞き耳立てれば興味深い巷の声。スナックのママらしき女性「持続化給付金って、お店にしか入らないじゃないの。うちの女の子たちでも、青色でも白色でも確定申告していれば貰えるのよ。それをしていないと、役所で受け付けてもらえないのね。『納税していないってことですよね』って、バッサリ」。持続化給付金は200万円も出るので、これは大きい。中小零細企業のみならず、個人事業者にとってこそ死活問題。事業規模が小さければ小さいほど、相対的により大きな給付金となる。これは大きな組織に勤務する者には実感できない感覚。
更にコロナで延期や中止のコンサートなどに、最大5000万円の補助。ありとあらゆるイベントが中止になったので、文化復旧の一助となりそうだ。政府や自治体の大盤振る舞いに、色めき立つ世相。カードの切り方の遅さに「今さら」という声も上がる。しかし本当にこんなに給付しまくって大丈夫なのか。結局、国債濫発や増税などで糊口を凌ぐのではないか。予期せぬ宴の後に、黒くて深い淵が口を開けて待っているのではないかという憂いもある。