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東京都立大学同窓会の一般社団法人化

東京都立大学同窓会臨時評議員会が南大沢キャンパスで開催。冒頭に上野淳学長のご挨拶。上野淳学長は初めての本学出身にして、本学で教鞭を取った学長である。昨年4月に「首都大学東京」から「東京都立大学」への改称を実施した。今年3月末までの任期となっている。この日は任意団体だった東京都立大学同窓会を解散し、一般社団法人東京都立大学同窓会を設立することが議決された。実態として事務局レベルで準備は着々と進んでおり、今年4月1日からの設立が予定されている。任意団体であると活動に制約を受けることも多く、同窓会としては宿願の案件であった。
 卒業後にキャンパスを訪問することはなかなかない。しかも自分が在籍していた頃は目黒区の八雲キャンパスだったが、1991年に八王子市南大沢に移転した。同窓会理事をやっていなければ顔を出すこともなかっただろう。在学当時は建学時に予定していた敷地が、前回東京オリンピックに転用されてしまった。そのため東京都立大学附属高校の敷地に間借りするような、とても狭いキャンパスだった。それが今は広大な敷地に、立派な建造物が立ち並ぶ威容となった。目黒キャンパス時代は、年間36千円と学費も驚異的に安く、苦学生っぽい方も多かった。しかし寄附講座に出席した際に、今の学生たちの育ちの良さそうなファッションや佇まいに隔世の感を覚えたものだった。卒業後の母校との関わりでは、ずっと出版の仕事をしていたが、母校の先生への出版依頼は、田河水泡先生を父親に持つ高見沢邦郎名誉教授へ「のらくろシリーズ」の復刻が一度だけあった。
https://www.tmu.ac.jp

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