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矢月秀作「紅の掟」

矢月秀作「紅の掟(あかのおきて)」(徳間文庫)。レッドホーク=赤い鷹を正統に持つ者だけが、頭首と認められる。組織には長老を含む複数の相談役が、国家公安委員会とのパイプ役となっている。真の頭首である工藤は九州の水産加工所に身を潜めている。しかしレッドホークを奪って、頭首の座を奪い取ろうとする徳丸軍団。長老を襲い、さらに隠されたレッドホークを血眼になって探し始める。
これぞハードボイルド。ただひたすら撃ち合う、殺し合う。襲う者、襲われる者。どちらも殺しのプロである。飛び交う銃弾、激突する強靭な肉体。どちらもほとんど殲滅である。残された僅かな者たちだけが生き残り。裏切るか、筋を立てるか。どちらも地獄への門である。
http://www.tokuma.jp/bookinfo/9784198945381

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