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藤子不二雄Ⓐ先生、米寿でお元気

出版社の社長時代には自分を特に可愛がってくれた3人の作家は大海赫先生、天沢退二郎先生、そして藤子不二雄Ⓐ先生である。それは社長を退いても何ら変わるところはない。
 今月は藤子不二雄Ⓐ先生のお誕生日。毎年お祝いに花を送っている。いつも律儀にお電話を下さる先生。久しぶりに電話でゆっくりお話しができた。コロナ禍でもう2年お会いできていない。藤子不二雄Ⓐ先生も今年で齢88歳の米寿である。それでも変わらずお元気で「コロナ禍で行事やイベントもなくなって、飲みに行くこともすっかりなくなっちゃってね」とお嘆きだった。そう先生は夜の帝王(特に銀座)で、以前は朝の4時頃まで5〜6軒のハシゴにおつきあいしたものだった。今は万が一にでも自分が病気をうつしてはいけないので、直ぐに飛んで行けないのが残念。それでも「これがおさまったら、またどこか行きましょう」と変わらない活気のお声を出されていて安堵。「100歳までは生きて下さいね」と心からお願いして電話を置いた。(写真は2014年の第18回手塚治虫文化賞特別賞受賞で日本橋「たいめいけん」でのお祝い会、「ドーン」と喪黒福造の真似で乾杯🍻)

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