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セブンイレブン「ふわれあ」はそんなにダメダメか?

元旦番組「コンビニスイーツの商品開発をジャッジする番組「【ジョブチューン】コンビニスイーツ2022合格不合格ジャッジ結果」を観た。セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの3社が従業員推薦の9品を持ち寄って有名スイーツ店のパティシエに合格不合格をジャッジしてもらう。審査員は「モンサンクレール」辻口博啓、「シェ・シバタ」柴田武、「テオブロマ」土屋公二、「Toshi Yoroizuka 」鎧塚俊彦、「スイーツガーデンユウジアジキ」安食雄二、「ウェスティンホテル東京」鈴木一夫、「菓匠徳増」徳増俊則の7名。中には買ったことのあるお店のオーナーシェフもいる。
 コンビニ側は、だいたいにおいて男性の組織長、女性のスイーツ統括、若くて綺麗な女性開発担当の3名ひと組で出てくる。あまり不合格は出ないのであるが、この日の各社トップ3品は、ファミリーマートは全て合格したものの、セブンイレブンとローソンはどちらも1勝2敗でジャッジ内容も「何をしたいかわからない」とボロボロ。そうすると女性担当者は、きっと内心で『この野郎💢』と思っているだろうが、スタジオでは涙目になって「このアドバイスを肝に銘じて今後の改善に活かします」と殊勝に答弁する。そこで上司の女性主任が「彼女が遅くまで頑張っていたところをズッと見ていたので」と庇うように言い添える。自分はコンビニのバイヤーがどんなにメーカー任せかよく知っているので、『嘘こけ』と呟きながら、内心でずっと「不合格」の札を立てている。
 しかし『セブンイレブンが全国放送番組に自社1位と持ち込んだスイーツ商品がそんなに不味いのか?』との疑念が湧いて、セブンイレブン第1位「フワレア」@248を店頭で探してみたが、なかなか見つからない。「極評されて引っ込めたのか?』と思ったが、ようやく発見して試食。食べてみたら「ふわれあ」はかなり柔らかいレアチーズケーキ。そこそこ美味しいが、自分のジャッジだけでは信頼性に欠けると思ったので、2つ買って連れ合いにも1個食べてもらった。連れ合い曰く「美味しいが全部食べると飽きる」。ちなみに審査員のジャッジは「『ふわれあ』って、どこに“ふわ”があるの?ベリーが出てくるところもベリーの香りを感じない。チーズケーキのレベルとしては、これはちょっと合格を出せない。期待を裏切られたという感じ」(柴田武)、「これ1個全部食べたいという気にならない。真ん中のジャムで味が変わるというけど、この味がずっと続いてしまうんだと感じてしまう。僕はこの商品を残してさらにリベンジしていただきたいと思う」(鎧塚俊彦)。ほぼ連れ合いと同じ感想。ジャッジについては、そこそこ『なるほどな』と食べてみて実感した。しかしそもそも審査員が「この味をよくこの値段で出せましたね」と感心したように言うのはナンセンス。コンビニスイーツは工場で作るのだから大量生産でコストが安いのは当たり前。スイーツや料理が美味しいかどうかは値段やコストには関係ないはず。『これだけの実績ある審査員を集めても、そういう世間基準に判断を迷わせてしまうものなのか』と観る度に思ってしまう。

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