豊山関29歳で引退の衝撃
十両西4枚目の豊山(時津風部屋)が引退。まだ29歳と若いので『えっ❗️』と驚いた。両肘の痛みなどの故障が原因とのこと。ここのところ35歳前後まで現役を続ける力士も多かったので、この若さでの引退は衝撃。
東農大学時代に数々のタイトルを獲得して「東の小柳、西の石橋」として近大の朝乃山と学生時代からライバルであった。三段目付け出しで「小柳」として2016年にデビュー。一年で入幕を決め、理事長を出した部屋の誉れである「豊山」の四股名に改めて期待を背負った。この頃のベースボールマガジン「相撲」で「将来の横綱大関候補として期待される力士」特集で挙げられていたのは、豊山、水戸龍、貴源治の三力士。しかしケガや不祥事で、いずれも期待に応える活躍はできていない。 2018年名古屋場所には12勝を挙げて敢闘賞を受賞。最高位は2020年名古屋場所での西前頭筆頭で、三役には届かなかった。
時津風部屋だったので、コロナ禍の最中も、正代との関取どうしの稽古で汗をかいていた。「気は優しくて力持ち」というお相撲さんのイメージにピッタリで、実力も将来有望。金星のお嫁さんを「お姫様抱っこ」して満面の笑みを浮かべていた写真が相撲雑誌に出ていたのが印象的だった。陰ながら応援していたので、とても残念。引退後は協会に残らず、第2の人生を歩むとのこと。年寄株が取れなかったのか、取らなかったのかはわからないが、ここのところの引退力士続出に、日本相撲協会がちょっと心配。
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