電子出版社ファンギルド社を訪問
ファンギルド社のオフィスに見参。新事務所に引っ越されたことと、友人が執行役員に昇進されたので、お祝いの意味も込めての訪問。場所は地下鉄新宿三丁目のC8出口の真上にある巨大ビルのワンフロアを貸し切り。中を案内して頂いて驚いた。部屋毎にデザイナーを入れて趣向を変えたりする遊び心のある瀟洒なオフィス。こんな雰囲気は、今までAmazon社くらいしか見たことがない。日販旧人類としては、今までビジネスライクな前時代的なオフィスでばかり暮らしていたので、まさにカルチャーショック。聞けばコミック6部門(一般女性、青年、少女、BL、TL、官能)もあるそうで、もはや総合漫画出版社。人数も80人を擁するそうだ。友人は編集部門全体を統括する担当になったそうだ。
考えてみればこの友人と会うのも久しぶり。喫茶店での話しに花が咲いた。この日に聞いた話しで一番面白かったのは、元職場のリブレのトイレの話。BL出版大手のリブレでは大半の従業員が女性で男性は4人だけ。当然のことながら、男子トイレは女性兼用となり、男子が使う場合は「男子使用中」の札を下げるとのこと。大勢の男性の中に少数の女性がいると「職場の花」と重宝されるが、女子大多数の中に少数の男子がいると「借りてきた猫」状態だったとのこと。もう一つは職場で飲んだ帰りに地元のカウンター居酒屋🏮に寄ったら、前回寄った時に隣席になったタクシー運転手🚕に「『桜田門外ノ変の水戸浪士の中に薩摩藩士が紛れ込んでいた』話しの続きをして欲しい」と頼まれたそうだ。友人もお酒が入っていたので話したことも覚えていなかったそうだが、薩摩藩士について語り、運転手の出身地である仙台の仙台藩(伊達藩)と水戸藩の繋がりを講釈したそうだ(「刀剣乱舞」で大人気の名刀の「燭台切(しょくだいぎり)光忠」は仙台藩から水戸藩への贈り物)。知性は知性を呼ぶものである。