すずお泰樹「ポケットザウルス」
すずお泰樹「ポケットザウルス」(徳間書店)。電子書籍版はこちら↓
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かつてザウルス星を襲った双頭の竜サラマンダー。2030年に再び現れた彼らのビーム攻撃で、地球の人間たちはザウルス化された。姿を元に戻すには十王剣を集めて、彼らを倒さねばならない。ポケザルの姿となったハシモトは、タイムカプセルに乗って、恐竜島、未来都市、妖怪ランド、エジプト、異次元空間、ザウルス星、神々の時代と時空をダジャレ攻撃で渡り歩く。果たして十王剣を集めて、サラマンダーを倒して、恋人のユキちゃんやおじいちゃんを元の姿に戻すことができるか?
テーマは人間界への異世界の侵略なのだが、その解決方法はダジャレというギャク満載の展開。世界救済のために渡り歩く旅は、ゲームのステージアップを漫画の世界で体験できることになる。冒険は旅である。笑いに満ちたファンタジーというのも一興である。旅をコンプリートして、ユキちゃんからの愛を不動の物にして、愛すべき祖父を元の姿に戻してあげて欲しい。