學童社の川口貴弘氏が宝塚大学准教授に
復刊ドットコム時代に大いにお世話になった川口貴弘氏が宝塚大学の准教授に就任されたので研究室を訪問。宝塚大学は発祥は宝塚だが、今の本拠地は西新宿にある。川口貴弘氏は、大学では漫画学を教えているそうだ。この手の学科はプロ漫画家養成になりがちだが、ここでは定職を持ちながら漫画も嗜むスタンスを大事にしたいとのこと。そして漫画の世界は漫画家だけでなく、デザイナーや編集者としての裾野もある。そこいらが市井で視野を拡げてきた川口貴弘氏らしい。ほぼ美大なので、季刊エス編集部とも相性が良さそうだ。
https://www.takara-univ.ac.jp
川口貴弘氏は學童社という出版社も立ち上げた。「漫画少年少女」は年2回刊行で10年期限の研究雑誌。執筆者には、稲垣高広氏など藤子不二雄研究でお馴染みのメンバーがいる。そして川口貴弘氏が力を入れているのが、生誕120年記念の「松本かつぢ展」。江東区森下文化センターで12/22まで開催されている。叙情画、漫画、童画、キャラクターグッズなど幅広い活動で人気を博した。川口貴弘氏は漫画への深い知識で学業、出版と幅広く活動を広げられている。
https://www.kcf.or.jp/morishita/event/detail/?id=7757