稽古場物語イラスト原画展
回向院念仏堂で佐々木一郎「稽古場物語イラスト原画展」を観覧。著者は日刊スポーツ社のデスク。「稽古場物語」はベースボールマガジン社の相撲専門誌「相撲」で4年間連載された記事。その記事がベースボールマガジン社から、単行本化された。今回の展覧会は、その刊行記念イベント。会場の回向院は、江戸時代に大相撲が境内で開催されていた、相撲の歴史には所縁がある場所。会期は今月24日まで。
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会場には井筒、西岩、時津風、鳴戸、追手風、高田川、二子山、浅香山、玉ノ井、宮城野、入間川、東関、春日野、九重、境川、荒汐、高砂、伊勢ケ浜、田子ノ浦、大嶽の全20部屋の原画が展示されていた。一点透視法で描かれた、つまり各部屋の真上から見た稽古場の断面図と解説が載っている。一枚描くのに20時間を要するとのこと。その細密なことは、建築パースのようで見事。土俵のある稽古場と、部屋の各室との位置関係なども、一目見ただけでわかるようになっている。
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