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若さのセンス感じる「中村麺兵衛」

遅いランチだったのに渋谷のお目当てのお店に臨時休業で振られて当てが外れる。どうして個人商店はこうも突発休みが多いことか(><)。もう午後3時にもなろうかという時刻だったので、渋谷駅への帰り道にあった「中村麺兵衛」のメニュー「カツそば」に興味をそそられて入る。しかし外のメニューと中の食券メニューが食い違ってオーダーに一苦労。お店の印象は座って食べるが、雰囲気は「立ち喰い蕎麦屋」。どうも蕎麦とトンカツがメニューの二本柱らしい。

 結局は「追いかつお大根おろしそば」@680に、「厚みカツ」@390を単品でプラス。出てきた「追いかつお大根おろしそば」はすごいボリューム。大根おろしはてんこ盛りで、蕎麦も大量。しかしあまり美味しくないのである。ツユに味がなく(感じた)、蕎麦はユルユル。これなら少ない方がよかったのだが、大サービスの大盛りだ。そしてメインに考えていた「追いかつお(節)」は沈んでいたのか、どこにあるのかわからないくらい。これなら「富士そば」「小諸そば」に入ればよかった。「厚みカツ」は言うならば「かつや」のカツ。ものすごくゴワゴワした衣に包まれている。ただ命名通り、肉は厚く、そこは評価できた。

 味の点からも、店舗オペレーションのチグハグさからも、とても合格点を差し上げることはできないが、ただ一つ「若さ」というセンスを感じた。蕎麦とトンカツを組み合わせる趣向や、レジカウンターの若くて元気な店員さん(無駄話も多いが)。だから和食なのに、お客さんは若者が多い。だから何となく元気にしてもらって損した気分にはならない。これは人徳ならぬ店徳かもしれない。

https://s.tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13208541/

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