東京都立大学日野キャンパス
東京都立大学同窓会の評議員会に出席。収支報告、予算案、体制案、事業計画など。大学同窓会の株主総会のような物だ。会場は日野キャンパス。ここはシステムデザイン学部がある。もともと前身の首都大学東京は、東京都立大学(都立大)、東京都立科学技術大学(科技大)、東京都立保健科学大学(保科大)、東京都立短期大学が合併解消した大学だった。現在は旧都立大が八王子市南大沢にあり、旧科技大が日野市、旧保科大は荒川区熊野前にキャンパスを構える。1〜2年の教養課程は南大沢で、3〜4年の専門課程は3つのキャンパスに分かれる。自分の出身である南大沢キャンパスと、自宅から近い荒川キャンパスには行ったことがあったが、日野キャンパスは初めて。場所は八王子市から日野市にかけてある石川工業団地の中。富士電機やFANUCなどの一流電機メーカーの工場や研究所が林立。校舎は前衛的なインテリジェンスを感じさせる構造物で、自然豊かな広大な敷地に立地。
https://www.tmu.ac.jp/university/campus_guide/map.html
科技大は1986年に開設されたが、これも元々は1954年に東京都立工業短期大学が、1960年に東京都立航空工業短期大学が設置。この二校が1972年に合併して、1986年に四年制に移行する際に誕生した。工学部だけのカレッジであったが、機械システム工学科、電子システム工学科、航空宇宙システム工学科、生産情報システム工学科の四つの学科を持っていた。大学院も併設されていた。産学協同に強みがあり、航空宇宙システム工学科ではNASAやISASと、機械科では都立産業技術研究所と、電子工学科は多摩地区の数多くの電子産業と連携を図ってきた。現在は電子システム情報工学科、機械システム工学科、航空宇宙システム工学科、情報科学科、インダストリアルアート科の5学科で、総数1,296人の少数精鋭である。2年後には新らしい校舎が開設予定。