大海赫先生の新居訪問
大海赫先生が鉾田市から牛久市にお引っ越しされたので、ご挨拶にお伺いした。明子夫人が昨年10月にお亡くなりになって、鉾田市のご自宅で独り暮らしを続けられていた。しかし92歳、もしものことがあってはと介護付きホームに入居された。面会は電話予約制で、コロナ蔓延を警戒して15分制限。介護ホームは清潔で広々として快適な印象。杖をついて現れた先生は血色も良く、思ったよりお元気だった。入居して半年、最初は気後れした転校生のように不安だったそうだ。しかし持って生まれた人懐っこさ。将棋ができたので、将棋仲間もできたそうだ。またホームの人たちを元気づけるため、紙芝居を近々演じるとのこと。置かれた場所で生き甲斐を見つける先生らしい。こちらも仕事のご報告をいくつか。まだまだお互いに別れ難かったけれど、時間切れでおいとました。
帰る途中に土浦「シークセール」を訪問。現在の大海赫先生のアーティスト活動を実質的に担ってくれるゲルピンさん。車を出して引っ越し作業も全てやって下さったし、残された作品や著書の管理もしてくれている。そんな中で新たに発見された紙芝居を見せてもらった。「大きくなったらなにになる?」は童話作品を紙芝居化したものだ。「ゴニボ・ゴルボもあたらしい家」は、鴉が主人公のかわいい絵本仕立て。「びっくりしたビックリさん」はシュールなコラージュ作品。どれも絵本化したくなる出来栄えだ。「シークセール」では、希望者に先生の蔵書されていた著書や、缶バッチや栞などを販売の予定。特に本は復刊後に大半が品切れ重版未定=実質の再絶版になっているので、購入希望の方はチャンス。
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