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「人生最高レストラン」で江口のりこさんが思い出のお店に挙げた下北沢「一龍」中華麺

下北沢で野暮用を済ませたものの、零度の寒さにすっかり身体が凍えてしまった。『こういう時には温かいものを』ということで中華そば専門店「一龍」に向かう。ここは「人生最高レストラン」で女優の江口のりこさん(安藤さくらと双璧で好きな女優さん)が、思い出の場所に挙げていたお店。迷った挙句にたどり着いた場所は『あれ、ここ知っている』。かつて友人が棚借り書店を出していた「北沢ビル」。古色蒼然とした天然記念物ものの建物である。




 「一龍」はその「北沢ビル」の1階にある。カウンター席だけで、老夫婦と息子さんらしき3人で明るく切り盛り。メニューは中華麺オンリーで、まあチャーシュー麺とかメンマ麺の具材プラスバージョンがあるくらい。オーダーは江口のりこさんが懐かしんでいた「中華麺」@850をオーダ。直ぐに出てきた丼は、モクモクと湯気を立てている。スープはカレーラーメンのように黄色いが、もちろんそんなことはなく、一般的な町中華の中華そばともちょっと違う。コッテリ系とアッサリ系の中道を行く感じだが、脂のパンチはある。敢えて言えば「野菜少なめ湯麺」のような感じ。食べていて親しみを感じる味と食べ応えに、江口のりこさんが惚れ込んだのもよくわかる。カウンターには口直し用に「つぼ漬け」が無料で置いてある。「中華麺」の後に「つぼ漬け」をカリッと齧ると、口腔内も気持ちも気分清涼。とにもかくにも、すっかり身体が温まって、お店を出ることができた。
https://s.tabelog.com/tokyo/A1318/A131802/13001821/


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