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元部下が起業をお祝いしてくれた🏮

元部下が起業をお祝いしてくれた。私のことを大恩人と呼んでいる。元部下は広告畑の人で、雑誌の広告マンとして元職場で契約社員として雇い入れた。しかしながら2年間なかなか実績があがらず、3年目に契約更改を打ち切った。だから彼には「悪いことした」という後ろめたい思いしかなかった。しかし契約更改をできないと通告した後で、彼は即座に「2年間ありがとうございました。結果を出せずにすいませんでした」と言って去って行った。お祝いの席でも「不遇の時に拾ってもらったご恩は忘れません」と、出会いの良かった面だけを口にする。とても心と口が不一致ではない印象を受ける。このような人だから、多少アバウトでも、人が助けてくれるのかもしれない。連れ合いに話すと「立派な人じゃない。世の中悪いばかりではない」と感心していた。

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