Wリーグ涙の死闘、ENEOSサンフラワーズvs.トヨタ自動車アンテロープス
月曜日に「球辞苑」が放映されていなかったので、偶然にWリーグ(女子バスケットボール🏀)のファイナルをテレビ観戦。決勝はENEOSサンフラワーズvs.トヨタ自動車アンテロープス。バスケットボール🏀は不案内だが、試合は10分×4クォーター。しかし決着がつかず「オーバータイム」という名の延長戦(5分)にもつれ込む。それも1回では勝負はつかず、Wオーバータイム。つまり延長の延長。試合はどちらかと言えば、トヨタ自動車が先手を取っていた。『やっぱりお金がある会社のチームが勝つのかな』とひねくれて考えていた。それでもゲームは二転三転。リードするトヨタ自動車、しかし土壇場で奇跡的に追いつくENEOS。手に汗握るシーソーゲーム。激闘に次ぐ激闘。得点が入る度に、自分も歓声が出る。
しかしここでトヨタ自動車に立ちはだかったのは、渡嘉敷来夢選手。シュートのブロックにリバウンドの連続。表彰式で並ぶと、セネガルの選手よりも、表彰する男性役員よりも身体が大きい。しかしその背中に背負った責任は大きかった。一時期は10連覇の常勝集団だったのが、ここのところトヨタ自動車が連覇。しかもレギュラーシーズンでは4位に終わっていた。しかしこの日は4年ぶりに優勝(皇后杯も獲った)。齢32歳にして、この奮闘でMVP表彰。優勝インタビューでは、50分の激戦を交えた対戦相手のトヨタ自動車チームへの感謝、そしてWリーグ全14チームに盛り上げを呼びかける配慮。まさにWリーグを背負っての発言だった。優勝の瞬間は渡嘉敷来夢選手だけでなく、自分も涙、涙、涙だった。Wリーグって、面白いじゃない。そりゃあそうだ、日本女子バスケットはオリンピックで銀メダルの世界的実力。面白くないわけがない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/762e566c374a9fb4ebc378d403e5d0f57acdfda8