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不倫されてキレてる暇があったら行動しよう

私の両親は、私が大学生のときに離婚しています。
長年不仲でしたが、父親の不倫が最終的なきっかけになって
離婚調停を経て成立しました。
私は結婚4年目で、今の夫と結婚する時に
姉夫婦を含めて親族とは離縁しています。
夫とは色々なことを細かく取り決めて、
できるだけ対等な関係でいられるように環境整備をしています。
そんな私から見て、
「不倫されてキレる人」は本当に不思議な存在です。
そんな時間があるなら行動しましょう。

大前提として、結婚とはただの契約である

こんなことを言うと身も蓋もないし
ロマンチックなカケラもないのですが
結婚というのは民法上の契約にしか過ぎません。

婚姻は、戸籍法(昭和二十二年法律第二百二十四号)の定めるところにより届け出ることによって、その効力を生ずる
(民法第七百三十九条)

同じ戸籍に入りますよ、という届を出しました、というだけです。
そして、民法上の取扱いではひとくくりにされるというだけの話。

さらに、どちらかの意志で取り消すことができます。

夫婦間でした契約は、婚姻中、いつでも、夫婦の一方からこれを取り消すことができる。ただし、第三者の権利を害することはできない。
(民法第七百五十四条)

なので、不貞行為があったら契約違反ですから、
それが気に入らないなら、契約破棄にすれば良いのです。

もちろん重婚は禁止されているし、不貞行為もダメ

重々承知しているのは、
重婚は禁止されているし、
決して不倫を推奨するべきではないと思います。
不貞行為は立派な契約違反ですからね。
なので、もちろん複数人と関係を持つことが
現代の日本においては
倫理および民法違反になるというのは理解しています。
そして、された側は不快どころじゃなく
発狂したくなるくらいムカつく、というのはよくわかります。
が。私がここで言いたいのは
そのイライラに時間を注ぐ意味、ある?ということです。

不倫を憂いている時間がもったいない

不倫や浮気をされて、
それに気づいてしまい、探りを入れたくなる気持ちはわかります。
残念ながら、
不倫や浮気はそんなに簡単に辞められるわけじゃないんですよ。
病的なプレイボーイ・プレイガールたちの方がまだよくて
結婚までに本気の恋愛を経験していなかった人が
結婚後にそういう相手に出会ってしまうことがあるんです。
そうなった時の方が抜け出せない場合が多くて厄介です。
そんな状態の相手に時間を注いでも
こっちが苦しくなるだけです。
はっきり言いましょう、時間の無駄です。

イラついて愚痴る時間があるなら行動しよう

友達に愚痴っても何も解決しません。
まれに解決方法を提示してくれる人もいますが
大抵は的を得ていない意見を言ってきます。
魅力的な服を着ればいいとか、痩せろとか。
人間関係なんて蓄積ですから、
一時的なことで解決するなら不倫の前に解決しています。
根本的な原因を変えない限り無駄でしょう。
なので、そんなことをしている前に行動しましょう。

行動する前に決断する。結婚生活を続けるかどうか

結婚も色々な事情がありますから、
決して全ての結婚関係において
不倫があったから終わらせるべきだ、とは思いません。
ですが、世間体など置いておいて、
あなた自身にとって結婚生活を続けるメリットとデメリットを
冷静に書き出すことをオススメします。
相手のことが好きだとか、そういう感情論はちょっと置いておくと
わりとスッキリ見えます。
(ちなみにこれは常にやっておくといいです)
例えば、私の場合、
メリットは
1)一緒にいたい人と一緒にいられる幸せがある
2)生活費が半分で済む
3)結婚していないことで変な目で見られることがなくなる

デメリットは
1)自分の時間が減る
2)ひとりで決断できないことが増える
3)自分の意思ではない人間関係が発生する

ちなみに、好きでもない相手と結婚関係を続けるなんて
論外だと思っています。
「夫 死んで欲しい」とかがトレンドによく入りますが
じゃあ別れればいいじゃんって思ってます。
結婚したらわかるって言われましたが、
今でも私にはわかりません。

続けるのか続けないのかは、
デメリットがメリットを超えたかどうかで考える。
感情論はここでは抜きにしましょう。
思い出や情は、時として人を惑わします。
デメリットがメリットを超えたなら、
続けない決断をして、即行動に移しましょう。

不倫をされてもなお、結婚生活を維持するのも選択です。
他にメリットがあるなら、それはそれで割り切ったら良いのです。

慰謝料を取る方向なら探偵を雇い日記をつける

両親の離婚の時、
探偵の優秀さに驚かされました。
リターンが狙える相手ならば、
探偵を雇う費用が回収できますから
一刻も早く雇って証拠を押さえましょう。
また、日記は長い期間コツコツつけることで
証拠になる可能性がありますから
離婚を思い立った日からつけておきましょう。
帰宅時間とか、言われたこととか、詳細に書き記します。
(ちなみに手書きがベターです。直せないから)

離婚後の自分(と子供)の生活を考える

子供がいるなら子供のことも含めて
離婚後の自分の生活を冷静に考えましょう。
仕事を始める、もしくは変える必要があるなら
早く仕事探しを始めましょう。
家を探したり、荷造りを気づかれないレベルではじめたりすると
スムーズに行きます。
実際に生活を始めるまでに
できることは全部やっておきましょう。
ここの準備も常にやっておくと、
配偶者への依存度が下がりますのでオススメです。
金銭的な依存は精神的な依存に繋がり、
依存することで「この生活を捨てるなんて考えられない!」という
最悪の思考になっていきます。

財産分与時の取り分を計算しておく

次は財産分与で揉めないように、
財産を書き出して自分の取り分を計算しておきます。
家や車などだけでなく、
結婚後に得た資産は全て共有のものになりますから注意。
このあたりは、弁護士に相談するのも良いですね。
離婚専門の方もいらっしゃいますから早めに頼りましょう。
ここでのポイントは、
土壇場になって相手の有利な条件にならないようにすることです。
離婚した後に取り返すのは至難の業ですよ。

不倫されたのは100%相手のせいですか?

こういうことを言うと人でなし扱いされますが
不倫されたのは本当に全て相手のせいですか?
結婚後、相手を邪険に扱ったり、
結婚しているから大丈夫などと油断して体型が崩れたり
プレゼントをおこたったりしていませんか?
子供がいるからといって
相手を子供の親としてしか扱わず
異性として見るのを辞めていませんか?
「新婚のままなんて無理だよ」
そんなこと言う人が不倫されて文句をいうのはお門違いでは?

悪事には必ず裏の事情があるんです。
愉快犯のように、病的な恋愛依存の場合を除いて
大抵は10:0ではないんです。
9:1でもされた側にも非がある可能性は
理解しておきましょう。

まとめ:常に緊張感を持って準備しておく

何事も備えあれば憂なしです。
不倫されて嘆く人はたいてい、
「まさかうちの夫婦に限って!」みたいなこと言うんですよ。
そういう油断が危険なんです。
そして、自分の幸せやメリットを最優先しましょう。
人に迷惑をかけない限り、
我慢しかない生活なんて送る必要はないのです。
そのためには準備が必要。
常に一人で生きていけるくらいの覚悟がある人の方が
依存性の高い人よりも好かれる時代が来ています。

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