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クセの強いコーヒー屋たち
昨今、ちゃんと美味しいコーヒーを普及させるべく頑張っているコーヒー屋が多くなってきた。
それはスペシャルティコーヒーだったりもするが、それに限らずだ。
が、コーヒー屋の入りにくさ、まだある。
入ったはいいが困惑させられるパターンもある。
それはコダワリが強すぎてクセまで強くなっていることが多いからだ。
奥の深いオタク分野ゆえ、そうなるのもわかる。
が一般の方にはなかなかなハードルになる。
初めてのお店で、入ったら優しきボブマーリーが出てきて駐車場を案内してくれたことがある。
コーヒー屋ここまで来たか、と思ったら、それはバリスタではなく併設された物販スペースの方だった。
だが全然ありえない話ではないのだ。
別に美味しく淹れればビジュアルなんて好きにすればいい世界なのだから、いいのだ。
もちろんビジュアルだけではない。
さまざまな拘りたちは初めての客を困惑させる。
そこを柔軟に受け止め、店主の問いに答えつつ勧める方向に行く、そうすると、めくるめく美味しいコーヒーの世界に辿り着く。
そう、クセ強にめげないでほしい。
彼らはコーヒーへの愛ゆえにクセが強いのだ。
ぜひ愛を感じてほしい。