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江戸川乱歩館~ゆぅの文学散歩②~
ひさしぶりのゆぅの文学散歩。
今回は、三重県鳥羽にある『江戸川乱歩館』に行ってきました!
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鳥羽駅から近く、住宅街の中にありました。
車で行ったのですが、最初わからずウロウロしました。
中に入ると受付。古民家を改装したのか、大きな梁があり、雰囲気も感じられました。
受付で入館料を払いまして、いざ!
一番最初には、江戸川乱歩愛用していた品々!
そして、色紙も!
あの名文『うつし世はゆめ よるの夢こそまこと』
これをみた瞬間、感動で騒いでました。
乱歩の代名詞ともいえるこの言葉!
これぞ江戸川乱歩の世界を表現していると言っても過言ではない!
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この名言に乱歩の作品性が詰まっている。
壁付けの本棚には乱歩の著作、少年探偵団や小酒井不木など交流のあった作家の作品まで。
乱歩から知った作家も多かったので、こちらもまた興奮。
とくに小酒井不木は、最近の朗読でも取り上げたほど、読めば読むほど面白い文豪。
乱歩と旧知の仲と聞いて、どんな会話があったのか、想像するだけで楽しいです!
もう片方の壁には、乱歩の年表や写真、交流のあった作家や画家とのエピソード。
書簡もたくさん残っていて、じっくり読みたい!
しかし変体仮名読めない!というジレンマになりました。
また、岩田準一との邂逅、岩田準一自身の資料もあり、眼福。
竹久夢二と並ぶ大正の鬼才は、ここでどんな会話から創作意欲を沸かせていたのでしょうか。
乱歩の交遊のなかで村山槐多との邂逅もその一つ。
書簡まで残っていて本当に感動。
彼が若くして逝去したとき、乱歩はどんなふうに思ったのか、気になるところ。
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人間嫌いの乱歩がいろいろな人との交流で、様々な作家や作品を世に生み出したと思うと、本当に偉大な文豪なんだと改めて凄さを感じました。
デビュー作の『二銭銅貨』の説明。この作品を読んだとき、日本にはすごい推理作家がいるんだ!と思ったのは遠い過去。
そこから江戸川乱歩とという作家に魅了されて今まで来ているんだと原点に帰りました。
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外に出ると、な!なんと!
怪人二十面相が!
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昔昔、乱歩にハマったきっかけは少年探偵団!
童心に帰り、キャッキャする。
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こちらは作品解説のパネル。
『屋根裏の散歩者』『パノラマ島奇譚』『虫』
少年探偵団から卒業して、大人向け?乱歩の世界に入ったとき、明智小五郎の『屋根裏の散歩者』にはぞくりとした記憶があります。
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離れには、音声で流れる作品の朗読や、乱歩夫妻の模型もありました。
『人でなしの恋』など、大型本で作品の一部があったり。原稿があったり、ひとりではしゃいでいました。
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鳥羽で数年過ごした乱歩。ここで生涯の伴侶もみつけた。
一体乱歩はここで何を考え、どんな創作を練っていたのか。それはきっと当人にしかわかりません。
この鳥羽や伊勢の風光明媚な景色から創作意欲をもらい、後世の作家志望の若者や、読書好きの若者の未来を見据えていたのか。
江戸川乱歩記念館に行ってみて、自分の本好きの原点はここなんだなと思った1日でした。
文豪江戸川乱歩、彼の過ごした鳥羽の地は風光明媚でいいところでした!
オマケ
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こちら近くにある旧跡名所をまとめたパネル。
これを見ながら、近くを回るのもおすすめ!
江戸川乱歩館URL
https://rampomuseum.com/