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金三角経済特区案内MAP③


・特区全景

①:警察署 ②:ミャンマー市場・ミャンマー人ドミトリー ③⑥:置屋街 ④:唐人街(中華街)・ラオス中国友好街 ⑤Kapok Star Hotel(木棉之星酒店)・Kings Romans Casino ⑦光星夜市 ⑧市民公園 ⑨金三角公園 ⑩⑪⑫出稼ぎ労働者ドミトリー

金三角公園:入口周辺⑨

公園モニュメント

 メコン川沿いを南側に歩いていると大きな観光公園があります。中は有料で1人当たり10人民元 か、3.5万キープか、50バーツか、2米ドルで入れます。料金を払うと1日パスのシールを肩に貼られます。チケット売り場みたいなものはなく、入口にいる黒い制服を着た門番に払います。(勝手に入ろうとすると呼び止められます)

入場料や開館時間など
入場券の代わりにシールを貰います。

 特区内はほぼタイ人を見かけませんが、ここだけはタイ人観光客をたくさん見かけます。入管手続きをどうしているか不明ですが、公園前の船着き場に直接対岸からボートで乗り付けているので観光ツアーか何かあるのかもしれません。土産物屋街もタイバーツが流通しています。土産物屋のおじさんも日本人と見破ると日本語で挨拶してきます。

みんな大好きムカデ酒とハブ酒
タイ人観光客を手引きしてるっぽい観光業者のブース
半年前のイベント横断幕がそのままなのはラオスらしい

金三角公園:反麻薬展示⑨-2

 園内を進むと反麻薬に関する展示を多く見ます。巨大な女神モニュメントが目に入りますが、これは反麻薬女王なんだとか。最奥部には反麻薬教育センターもありますが、私が訪れた時は閉館していました。改装中という風ではなく、単にイベントがある時だけ開けている様です。

禁毒女神さま
特区は麻薬に反対です!
特区は麻薬以外の産業育成してます!
反麻薬教育センター
施錠されててしばらく開けてない様です

金三角公園:泰緬孤軍(93師団)博物館とクン・サ博物館⑨-3

 唐突に置かれています。この地に黄金の三角地帯が築かれる事なった契機となる泰緬孤軍の健闘振りを称える展示と、一般的には麻薬王として知られるクン・サを称える展示が見れます。米全権大使を前に、臆せず足を組んで応じる大人ぶりを示した等身大ジオラマも。これは一体……。
 下記Wikipedia記事もご参照ください。
泰緬孤軍 - Wikipedia
クン・サ - Wikipedia
黄金の三角地帯 - Wikipedia


乗馬されるクン・サ銅像が目を引きます
まずは泰緬孤軍の通史から
展示自体は写真と解説だけで質素
途中から雲行きが怪しくなってきます
別館では米特使との交渉風景の再現が展示されています

その流れなのかタイ北部の華人文化と学校を伝える展示も少しありましたが、これまた唐突感が否めなく、見学する観光客をとても困惑させる迷スポットなので必見です。

金三角公園:金三角特区歴史博物館⑨-4

博物館入り口

 金三角経済特区の主席紹介から特区設立、現在に至るまでの歴史が展示されています。中では特区近隣の特産品販売もしています。一般的な手芸品からルビーなどの宝飾品類、熊を原料にした漢方薬なども販売しています。店員と警備が一人ずついますが、解説係はいません。英語は通じず、中国語は通じますが筆談は対応不可で、翻訳ソフトを使っても音声を流す様に指示されます。パンフか書籍はないか聞きましたが、双方ともありませんでした。

中の様子

終わりに

 金三角経済特区を歩き回りましたが、見て回れば回るほど、ここがどういうところのなのか疑問が深まるばかりでした。何故この地に、この様な経済特区が築かれたのか。明らかに街は閑散として不景気なのに、唸るほど建設ラッシュが進む観光地やリゾートマンションの資金源は何なのか。異様にたくさんいる黒人・南アジア人達はどこから何しに来ているのか。また自分の知識不足もあって、博物館らしきものがあっても、それがどういう意味合いを持っているのかうまく咀嚼できた気がしません。中国・東南アジアの専門知識を有する専門家かジャーナリストの取材を期待したいです。
 以下記事で使わなかった他の写真の投稿で本稿を閉めたいと思います。ご拝読ありがとうございました。

高級コンドミニアムは入口に関所があります
たまに停電するらしく泊まった宿には発電機がありました
麻薬ダメポスター
比較的小さな街なのでちょっと歩けば荒野です
田んぼもまだある
上海宝治(MCC)というゼネコンが建設している。
https://www.sbc-mcc.com/
ミャンマー人向けのお寺もあり
夜市斜向かいのショッピングセンター。ほぼ廃墟
ショッピングセンター1Fの銀行
ここは中国电力建设股份というゼネコンが建設している。
https://www.powerchina.cn/

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