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ACESPEC図鑑(2024シーズン編)【オレンジアカデミー課題研究発表会用資料】

皆さんこんにちは。オレンジアカデミー1-D 7番のサドパです。
6月1日・2日にオレンジアカデミーで課題研究中間発表会が行われます。
毎年数々の名(迷)研究が発表されており、昨年のTOP3は
・『秘伝スパイスが人とポケモンに与える効果』
・『カラミンゴのすゝめ ~RTAの世界へようこそ~ 』
・『アッセンブルを止められないならプライマルを止めればいいじゃない』
でした。
一般の方のご観覧も可能なので、ぜひお越しください。

今回は、当日用事があって来れない人向けに、発表資料を簡略化してnoteとして出してみました。ぜひ最後までご覧ください。


ACESPECとは

その名の通り、エース級のスペックを持つ代わりに、デッキに一枚しか入れることができないカード。

1枚しか入れられない理由

ご存知の通り、ポケモンカードのトレーナーズ・エネルギーの開発・製造はほとんどの場合クリーチャーズ(ポケモンカードゲームを作っている会社、言わば公式)が外注している。
例えばハンディサーキュレーターはPachiristicが、セラピーエネルギーはワシボン製薬が開発したものである。
当然ACESPECの開発も外注しているわけだが、一体どこなのだろうか。

それはプラズマ団(厳密に言えばアクロマ)である。

ポケカ界における重要な出来事にはいくつかプラズマ団が関わりを持っていると考えられる。
2013年 ACESPEC初登場 プラズマ団襲来
2022年 ロスト復活(アクロマ)
2024年 ACESPEC復活 アクロマの執念・キュレム・ゲノセクト収録

(アクロマとキュレム・ゲノセクトの関係に基づいた考察についてはゲーム・アニメ・ポケスペ等のネタバレを含むため今回は割愛させていただく。
個人的にはアクロママシーンとゲノセクトの関係について考察してみるのがオススメ。)

ACESPECは元々アクロマが独自に開発しており、クリーチャーズの偉い人、多分開発主任(仮にKさんとしよう)が面白そうだと思ったので開発を依頼する。
しかしそのまま実装するにはあまりにもカードパワーが高かったため、Kさんはデッキに合計一枚しか入れることができないというルールを設けた。
この時、新ルールなので当然新しく名前を決める必要があったのだが、優秀なKさんの部下が
アクロマが作った凄い機械
→Aを頭文字にしよう
→じゃあA’s(『Aさんの』という意味)とaceをかけてACESPECにしよう

と会議で言ったらしい。ほんまか?
表記については、最初は「A's spec」だったが、読みにくいので「Acespec」となり、最終的に子供にも読みやすいように「ACESPEC」と全部大文字にしたという。TAG TEAMやVSTARなどの全大文字表記はここがルーツなのではないかという説もある。

話を戻そう。
アクロマは開発を依頼したわけだが、量産するのは個人の力では厳しかった。そこで、元々アクロママシーンの製造を依頼していたプラズマ団の工場に追加で依頼をしたのである。

アクロママシーンの「ママ」の部分

その後、BWシリーズが終了するとともに、かくかくしかじかでプラズマ団が解散してしまう。よって製造が出来なくなったため、第一次ACESPEC産業は崩壊した。

アクロマはどうにかして製造依頼ができる所は無いものかと尋ねて回ったが、もともと所属していた組織がヤバかったが故にあんまり相手にしてもらえなかったらしい。
(一応フレア団にも話を持ち掛けたが、団が忙しく製造どころじゃなかったらしい。どうやらボスが奥の手を使ったことにより逮捕されていたらしいが、それはまた別のお話である。)

(トラッシュに)触ったら逮捕!

時は過ぎ、2018年、世間ではロストマーチブームが起こる。

アンモニアの分子構造モデル

ロストギミックがLEGENDシリーズ以来の復活を果たすわけだが、ここでアクロマがこのロストギミックに目を付ける。

「俺の方がバカおもろいギミック作れるんだが・・・?」(一部脚色)

こうしてアクロマは、バカおもろいロストギミックを考え、そしてついに2021年、クリーチャーズに話を持ち掛ける。アグロである。
本人曰く当時出した案は主に次の3つらしい。
①ロストゾーンをためることにより、エネ加速や強力なワザが使える
②ロストゾーンをためながらドローできる新たなシステムポケモン
③アクロマをサポートとして出す
①はミラゲ・ヤミラミ、②はキュワワー、③はアクロマの実験のことである。
当然話を持ち掛けた時点ではミラゲの開発もキュワワーの育成も全くできていなかったため、僅か1年足らずで完成させたことになる。すごい。

その後ロストギミックは大流行りし、クリーチャーズから絶大な信頼を得たアクロマは再びACESPECの開発を任される。
激キモ2進化召喚マンが世に放たれる直前のことである。
製造についてはミラゲ・スイーパーを製造していた会社にそのまま委託した。(ACESPECの出る頻度と工場の規模の相性がちょうど良かったからという説もある。)

無事ACESPECが世に放たれ、Hレギュも安泰かと思いきや、ここで悲劇が。

・ACESPECを無効化する特性「エースキャンセラー」を持つゲノセクト

ファンタグレープ砲!!!発射ァァァ!!!

・アクロマの実験への強烈なメタ特性「アンチプラズマ」を持つキュレム

声に出して読みたい日本語「アンチプラズマ」

これはクリーチャーズがアクロマに意地悪をしようとしたというわけではなく、プラズマ団時代に勝手に操られて暴走させられた時の恨みと、近頃のアクロマの活躍への嫉妬が爆発した2体による反乱である。
結局暴走するのかよ

実は虫タイプ
ツインショーテル

この流れに便乗してクセロシキもロスト泣かせの効果を持って復活。

全身おもろい

まさに結託テンタクルである。

イカ2貫

心底ムカついたアクロマはこれに対抗すべく、(キュレムにメタられるのを重々承知の上)新たな効果を引っ提げて参戦。

その名も「アクロマの執念」である。

髪の青い部分取ったらインテリヤンキーになるのおもろい

各ACESPECの解説

前置きが長すぎるのは良くないと担任が言っていたのでここから各ACESPECの解説へ。

マスターボール

サーティーワンのコットンキャンディ

ゲームでもおなじみ、説明不要の最強ボール。
デッキビルドBOX用の初心者でも使いやすくてちょうどいいエースペとして再録される。
大昔はスーパーボールの効果だった。

ヒーローマント

首の赤いとこが目に見える

・大きなマント(HP20アップ)
・タフネスマント(GX以外の種ポケのHP50アップ)
・ゴージャスマント(非エクのHP100アップ、取られるサイド1枚増)
から改良を経てシンプルかつ強力な効果へ。
マント系統は一時期ポケモンの毛皮を使用しているというデマが広まったが、100%化学繊維を使用していると公式から声明が出た。
早めに声明を出すのは大事。
カビゴンのような大型ポケモンがつけることもきちんと想定されていたため、首の留め具は大きめのサイズに付け替えれるようにセット売りされている。

リブートポッド

福岡のららぽーとのスムージー屋さんのキウイスムージーマジでうまかった

モチーフはガソリンスタンド。
クリーチャーズは古代未来のエースペに相当自信があり、第3弾ぐらいまで作ろうと思ってたらしいが、第1弾が割と悲惨だったので没になった。
自信があった分これに投資した金額も少なくないのでかなり赤字らしい。
この前90円で売ってた。

プライムキャッチャー

スプラでありそう

「グッズのグズマ、グッズマ」とかいうネタツイッタラーみたいなフレーズが有名。
発表当初メガキャッチャーに酷似していると話題になったが、実はビンゴ。
メガキャッチャー(パラボラ部分3つ)とポケモンキャッチャー(パラボラ部分1つと持ち手と胴体の部分)それぞれ1個ずつがそのまま容器の部品として使われている。
逆にぐんぐんシェイクとはびっくりするぐらい何の関係もないらしい。

ポケモンキャッチャー・メガキャッチャーと比べて、
・入れ替える対象に指定がない
・自分と相手、計2体分入れ替えることができる
・コイントスが無く、確定
とメリットが盛りだくさんな分、一つ大きなデメリットを抱えている。

費用がバカ高い。

他のキャッチャーよりも発動により多くのエネルギーを要するため、胴体部分にエナドリのごとく管がぶっ刺さっている。この液体が中々いいお値段するらしい。(飲めません。やめてください)
そのため少しでもコスト削減をということで容器が再利用されているのである。
発売当初は強さと希少性もあり1枚4~5000円で取引された。
今はパックが剥かれまくったので値段はやや落ち着いたがそれでも製造費が高いので2000円ぐらいする。

ネオアッパーエネルギー

ノミで割ってみたい

ハイチュウみたいな味がしそうなエネルギー。
特に言うこともないのでエネルギーの製造について説明。
基本エネルギーは、化学・生物の授業で習った通りポケモンに生み出してもらう。
特殊エネルギーは基本エネルギーを一旦分解した後様々なポケモンの羽・ツメ・ウロコなどのかけらを合成し、研磨剤を塗布し磨く。
ちなみに霧の水晶は超エネルギーを熱濃硫酸に溶かし硫酸超(Ⅱ)とした後、水を加えて硫酸超(Ⅱ)五水和物としたものをカプセルに詰め込んだものであり、水晶要素は全くない。

マキシマムベルト

モンエナ

プラスパワー5本分の中身を砕いて水に溶かしたものに食紅を加えて緑にしただけである。特に言うことはない。

覚醒のドラム

エースペの入れ忘れには注意

ACESPECの中で唯一アクロマが開発しなかったものである。
なぜなら発掘されたから。
覚醒のドラムの歴史について語ると20000字ほどかかりそうなので今回は割愛させていただく。
現在売られているものは発掘された現物をもとにそれっぽく似せて作った、言わばレプリカである。
この前90円で売ってた2

サバイブギプス

星飛雄馬

巨人の星感がすごい。
筋肉を鍛えるわけではなく、瀕死になりかけて倒れこんだポケモンを無理矢理動かして自立させる道具である。自立させるときに申し訳程度に10秒チャージを歯車状の部分から1パック出して飲ませてくれる。だから残るHPは10なのである。

ハイパーアロマ

加湿器

キャプチャーアロマ・しんかのおこうを基にアクロマが改良した。
アロマだけに。
当たり前だがポケモンごとに好みの匂いには差があるため引き寄せられるポケモンも異なる。
キャプチャーアロマとしんかのおこうは別の会社が作っており、キャプチャーアロマの会社の開発担当がギャンブルが好きなためあの効果になったという。
公式戦では使えないが、ハイパーアロマの中身をしんかのおこうの中身3個分に詰め替えると進化ポケモン3匹が寄ってくるのでルギア使いは一度試してみてはいかがだろうか。

アンフェアスタンプ

なんかこういう感じの画鋲あるよね📌

リセットスタンプといいアンフェアスタンプといい、なんでスタンプが手札干渉してくるんだ、と思ったことは結構あるのではないのだろうか。
実は手札干渉の申請をする特別な書類にハンコを押して承認しているのである。
赤のハンコは相手の手札への干渉、緑のハンコは自分への干渉である。
糸のサビみたい)
アンフェアスタンプは前の相手の番に自分のポケモンが気絶していた時のみ押印される。
(ポケモンリーグ本部に勤めている公務員の父がこの前教えてくれた。)

レガシーエネルギー

目玉おやじLv.100
悟りを開く

レガシーという言葉には、先人の遺物という意味がある。
レインボーエネルギーといのちのしずく・ゴールドポーション少々を反応させることによってできる。
先人の知恵を活かした何とも感慨深い一枚である。
ルギア許さん

ポケモン回収サイクロン

ドラえもんの秘密道具にデンデンハウスってあったよね

仕組みは単純で、ポケモンを吸い込んで回収するだけなのだが、問題はエネルギー量である。
スーパーポケモン回収は、なんでも一匹ポケモンを回収できるが、莫大なエネルギーを消費し、周囲の環境に左右されやすいためコイントスがついていたのだが、ポケモン回収サイクロンは確定で回収ができてしまう。
この仕組みは企業秘密で、本人曰く「今はまだ何も言えない」らしい。

シークレットボックス

ドライアイスに洗剤かけて泡発生させて遊んでた

手札3枚をコストに各トレーナーズをお取り寄せする。
利用前に在庫を確認しよう。
箱の中には注文したグッズとポケモンのどうぐ、指名した人物(指定時刻にやってくる)からのお手紙、スタジアムの25分貸し切りチケットが入っている。
推しからのお手紙が欲しいのでよく利用させていただいている。
ちなみに箱は通販で買える。

デンジャラス光線

なんと!でんぢゃらすこーせん

色んな意味でしょうもないエーススペック。

ある日、アクロマがコンビニで買ったフランクフルトを食べようと、二つ折りのケチャップとマスタードが出る容器を使用したが、うまく割れずマスタードしか出なかった。
心底ムカついたアクロマは、容器への殺意も込めて銃型のケチャップマスタード発射マシーンを開発。
そしてアクロマは気づいた。
・マスタードの辛味によってやけどにできる
・いきなり口に向かって調味料を発射されると混乱する
→よ し ! エ ー ス ペ に し よ う

こんなんでエースペ枠消費しないでほしい。

ポケバイタルA

仮面ライダービルドみたいな色

アクロマが作った栄養ドリンク。
オ○ナミン・リポビ○ンみたく後ろにアルファベットをつけたかったので適当につけた。(アクロマのA)
なのでBは無いと思っていいだろう。

ニュートラルセンター

ニュートラル(中間)とセンター(中央)が掛かってるの上手い

goo辞書によると、ニュートラルの意味は以下の二つである。
①いずれにも片寄らないさま。中立的。中間的。「—な物の見方」
②自動車などで、ギアがかみ合わず動力が伝達されない状態。
今回の場合は、カードの効果的におそらく②であると思われる。

ポケバイタルAと同じく、手札と山札に戻せない。理由は失敗作だから。

ナイトワンダラーで没エースペを消化しているらしい。

あとがき

制作時間は3時間でした。学校の課題もこれくらい熱意をもってやりたいです。

※このnoteはフィクションです。実在する人物・ポケモン・団体には一切関係ありません。

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