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【ポケモンsv】構築の種類について解説!【第二回木下のポケモン講座】
↑前回
こんにちは。木下です。今回はポケモンSVのパーティ構築の種類について分かりやすく詳しく解説します。
対面構築
対面構築は一対一の殴り合いで強く、誰を出されてもテラスタルなしでもある程度対応できるポケモン(=対面性能が高いポケモン)で固めた構築です。(例:)気合いのタスキやミミッキュの化けの皮、カイリューのマルチスケイルなどで最低一回の行動が保証されているポケモンが多く採用されています。交代際に攻撃されると行動保障がなくなってしまうのであまり交代をせずに戦います。一対一に三回勝つ考え方で行きましょう。パオジアンやイダイトウ、ミミッキュ、ブーストエナジーテツノツツミなどが主流です。カイリューは正直汎用性が高すぎて同じ型でも色んな構築で使えてしまう…
積み(展開)構築
起点作成ポケモン(オーロンゲ、アローラキュウコンなど)で起点(そのポケモンの目の前なら倒されたり致命傷を負うことなく安全に積み技を積める相手ポケモン)を作ってエースが龍舞、瞑想など能力を上げる技(積み技)を使って相手を全抜きしていくことを目指す構築。要は最初の一匹でリフレクとか貼って後続が能力あげて戦う。動きが分かりやすく使いやすいですが相手に読まれて挑発やアンコールを受けやすいのが難点。運が上振れしにくいが何回も攻撃を被弾する都合急所などの下振れが起こりやすい。正直今の環境は積みに対するストッパーが多すぎてこの手の構築は難しいと思う。
サイクル構築
サイクル構築は交代を駆使しながら目の前の相手に有利なポケモンを出し続け、ステルスロックなどで敵を削ったりこだわりハチマキ、こだわり眼鏡の高火力で相手の交代先に負荷をかけていき、3対3で勝つことを目指す構築です。この構築に入るポケモンは高火力・高耐久や、優秀なタイプ耐性と味方ポケモンとの相性補完、回復技持ち、交代しながら攻撃できるとんぼ返り・ボルトチェンジを使えるポケモンです。環境のポケモンを把握し、どのポケモンにどのポケモンで対応するかは勿論、高ランク帯では相手ポケモンの型や交代先を読むプレイングも要求されるので他の二種類と比べて扱いづらい構築となります。しかし私はこの構築こそが一番ポケモンらしいと思っています
その他
・受けループ
高耐久かつ回復技を使えるポケモンで固め、相手の攻撃を受けきり、ステルスロックや毒の定数ダメージでじわじわと削る構築で、サイクル構築の一種です。倒せない相手には時間切れでの判定勝ち(TOD)を狙えます。弱点としては流星群カイリューなどの予測不可能なポケモンや鉢巻きウーラオス・ランドロス、眼鏡イーユイなどの高火力、アンコールやこだわりトリック、未来予知などで崩されるところです。
・偽装構築
特定の並びを偽装した構築です。前期一位など有名な構築のポケモンの型を全く別のものにしたり、受けループのヘイラッシャをとつげきチョッキのフルアタにするなどして相手の意表を突ける構築。私はディンルーカイリューサーフゴーと見せかけてディンルーとヤドランでサイクルしてパオジアンやサーフゴーで攻める構築を使ってます。
・役割論理
昔流行っていた構築。サイクル構築を尖らせたもので、変化技・努力値の素早さ振りを禁止し、基本的に火力と耐久に全振りし、三種の神器(こだわり眼鏡、こだわりハチマキ、命の珠)や突撃チョッキを持たせます。相手の有利対面に交代し、それに伴い相手も交代するのでそこに超火力で崩すという、半ばネタ的な扱いのわりに根底は意外と真面目な構築である。