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デッキを作るということ

こんにちは、やどんです。
今回はちょっとマニアックな内容をチラ裏的に語りたいなーと思いまして、簡単にnoteを書いてみたいと思います。

内容としてはデッキを作る、ということに関してです。今回はMTGの話題としていますが、他のカードゲームでも大きくは変わらないと思うので一個人の意見として参考にしていただければと思います。


【やどんにとってデッキを作ることとは?】
はっきりいいます。
自分なりに勝つためです。
レガシーに復帰して14年くらいレガシーをやらせていただいてまして、基本変なデッキを使っているイメージがあるかもしれませんが勝つためです。
数年前にヴァイスシュヴァルツというカードゲームもやらせていただいていましたが、その頃からスタイルは変わっていないと思います。
何度もいいます。自分が一番勝てる方法だと思っているからです。

そんな視点から勝つためのデッキ構築、やどん式をちょっと語らせていただきたいと思います。

【そのデッキは本当に創意工夫がないの?】
よく言われていることですがメタデッキのトップのデッキ、それは本当に創意工夫がないのでしょうか?
自分としては本当にここは皆様に理解して欲しくてこのnoteを書かせていただいているのもあります。
優勝をされているような方のデッキレシピって例えそれがトップメタのデッキだとしても大抵の場合、デッキレシピに相当な創意工夫が見られることが殆どだったりします。(結果的にそうなってしまったこともあるとは思いますが)


【創意工夫のあるデッキレシピってなんだろう?】
ここでは自分が思う素晴らしいデッキレシピとは?ということを何点か挙げさせていただきます。
①独創的なデッキ、新しい発想から生まれた凄いデッキ
②デッキレシピが本当に美しいデッキ、動きから対処までレシピを見て想像出来るデッキ
③メタにあっており、サイドボードからどの相手にどうチェンジするか想像の出来るデッキ

他にもたくさんありそうですが今回はとりあえずこの3つを挙げさせていただきます。

【①に関して】
こちらはよくTwitter(現X)では非常に反応のされやすいタイプなので特に語ることは不要かなーと思。います。
冗談抜きに自分は完全に新しいデッキを作る才能はないと思っているのでこれが出来る方は本当に尊恵しますよね。(後述に)

【②に関して】
②からはマニアックな内容になります。
やどんから見て美しいデッキというのは「その環境に置いて動きやキープをレシピだけである程度理解出来るレシピ」といことが個人的にはあげられます。
アーキタイプとしてはメタデッキの一つと分けられているかもしれませんが、その一つ一つまで見ているでしょうか?自分は完全に、とはもちろん言えませんがメタデッキもしっかりレシピ見ています。メタデッキ、時代の流れに合わせて本当にデッキレシピちょこちょこ変わっていくので本当に面白いですよ。(特にサイドボード)
是非、メタデッキもしっかり確認しましょう!
かなり発見が多いです。


【③に関して】
個人的に②と③が合わさったものが勝つという目的に置いては最高のデッキだと考えています。(そこに①が合わされば最強なんですがなかなかそうはいかないので…)
見た瞬間に「□□相手に◯◯と△△が入れ替わって、こうなってこういう構えになるのか、凄いな!」
と思ったことってありませんか?

私は結構有ったりします。
個人的にはそういうデッキを「美しいデッキ」と呼んでいたりします。
大体そういうデッキはその後他のデッキが止められない程のパワーを持ったりするのですが、その当時はメタ内の強いデッキの一角だったりします。
当たり前のことですがどんなメタデッキも初めはローグデッキの扱いなのです。メタデッキ、と一括りにされているからと言ってそのデッキを見ずにスルーするのは相手にボコボコにしてくださいと言っているのと近いことだったりするのでどんなスタイルであれ、メタデッキはしっかり勉強しましょう!(ボコボコにされるというのも素晴らしい経験値なので決して悪いことではありませんが)

メタデッキってよくレシピ見ると滅茶苦茶凄くない?本当はオリジナルデッキ作りたい人が滅茶苦茶勉強するべきじゃない?→よく気が付きました。ようこそ、ビルダーの世界へ


【どれくらい勉強すればいい?】
①少なくともぶん回りはどのくらいか覚える
②そのデッキの強いプレイをよく研究する
③実は結構シビアなプレイをしていることを覚える

・①に関して
ここは最低ラインです。
ここがわからないと自分の作っているデッキ、使っているデッキが本当にデッキパワーが足りているかわからなくなります。本当は物凄く強いデッキを作ったのにプレイングも慣れていなく、たまたま運が悪くて負けてしまったので諦めてしまった、というのはあまりにも勿体ないですよね。  
そんな悲劇をなくすためにも是非メタデッキの勉強は自分なりの方法でも行った方がいいと思います。


個人的な基準てすが最近のMTG(レガシー)はカードパワーが極端に上がっているため、先手のぶん回りはどうしようもないことが多いです。
なので簡単な基準を出すと
「後手の相手のぶん回りをしっかり止めることが出来るか(もちろん先手が止められるならベター、ある程度の相手の先手のぶん回りを線引出来て判断出来るならベスト)」が最低ラインのデッキパワーになると思います。(デッキによってはもっと複雑な説明が必要になるデッキもありますがここでは簡単に)
以前なら相手のぶん回りにどうすればいいかを答えられれば対メタデッキとしてカードパワーは足りてるとある程度は言えたのですが、そう言えなくなったのはなかなか辛いところですね。


正直ここは他の人がどんなに納得しなくても自分なりに理論があるならば後からデッキは付いてくると思います。(例えばコンボ相手にビートダウンがこのデッキはマグロ相手には滅茶苦茶早いからメインの対策は不要、MTGのレガシーで言えば、先手悲嘆+リアニのぶん回り出来れば対処出来る、と言ってしまえばそれも素晴らしい理論なのです。あとは結果から修正していけばいいのです。何も理論がなく、あやふやなのが一番マズイ)

この自分なりの理論を自問するということが結構大事だと思っていてここにしっかり答えられるようならかなりポテンシャルのあるデッキの可能性があります。結構厳しめですがその他のやどんの自問の内容の例は

・◯◯に有利取れます?(メタ上10デッキくらい)
・またトップメタに対するプランはどんな感じですか?
・有利取れないならどう判断しますか?
・◯◯の下位互換では有りませんか?
・ローグ耐性はありますか?
・弱点はなんですか、それを克服するために何をしていますか?
・安定感はありますか?
・現在のメタに対しての利点はありますか?
・サイド後に苦手デッキとはしっかり戦えますか?
・一部のデッキに対する過剰サイドによってデッキパワーは落ちてないですか?
・サイド後のデッキは持ち味は活かされてますか?

パッと思いつく感じでこんな感じです。
実際はもっと数があるのですが内容が具体的な内容になっていき、その時のメタで変わるため今回は割愛させていただきます。



②と③は結構被ります。
何故かというと強い人のプレイを観ていると「こういう風にプレイするんだ」「そっちを選択肢にするんだ」というのが自分もよくあります(特にMTGのレガシーのデルバーです。)
そして更に言うと③の「あれ、案外ぶん回っていること少ないし、シビアなプレイしていること多いな」と感じると思います。
そこがわかってくれば今のメタデッキに関する平衡感覚は掴めてきていると言えると思います。
(尚、やどん自身も家ではしっかりメタデッキ回します。なので相手の動きで大体「あ、このレベルの人がこれをしたということは、これは負けたな」というのがわかることも多かったりします。)

余談ですが自分の能力に対しての自己評価をさせていただくと、私はデッキを作るという点に置いて創造力は実は高くないと思っております。
ただ自分でも高い評価が出来るのはこの「メタデッキと作成しているデッキとの相性やデッキパワーに関する知識や平衡感覚」だと思っています。





【勝つことを目的とした場合、メタデッキを理解した上で新しいデッキを作るメリットは?】

それは言ってしまえば「相手の思考の軸をずらす、こちらは相手に対する対処、知識はしっかりあるが相手は何も知らないでプレイしなくてはいけない」
まさにこれだと思います。
自分がMTGのレガシーというフォーマットにおいてある程度は結果を残せているのは、まさに自分は相手のデッキの動き、大体のレシピ、サイドプランまで把握しているのに自分だけわからん殺しをしているから、というのがあります。


天才プレイヤーはわかりませんが少なくとも天才ではない私は勉強でデッキの動きやレンジを掴んでおります。
その知識が全く使えないというのは正直自分は物凄くキツイと感じます。
それはオリジナルデッキはもちろんですが既存のデッキでも内容に既存のメタとは違う要素の入ったメタデッキはその時点で相手の思考の軸をずらす、予想外のところから奇襲をしかけることが出来るため、それだけで勝利に近づくことが出来ると言えます。

つまり新しいデッキや構成、サイドボードを考えるということは相手には情報を与えず、メタデッキの構築を研究するということは、自分だけ多くの情報を持っていることになるため、勝利に直結することも多くあると言えます。

【結局何が言いたいの?】



線引きが難しいですがカジュアルデッキと勝ちたいオリジナルデッキ(もしくはそれに準ずる)は似て非なるものです。
勝ちたいオリジナルデッキ(もしくはそれき準ずる)は

・メタデッキに文句を言ってはいけない(デッキが可哀想です。構築、プレイングのどちらかで極限までポテンシャル引き出しましょう。)
・むしろメタデッキには◯◯だから有利です。とまで自信持って言えるようにしましょう(もしくは逆にトップメタ以外には全部有利です、というのも悪くはない理由だとも思います。)

だと思っています。
個人的にはしっかり研究がされていればオリジナルデッキでも結構勝てるものだと私は思っています。

自分のデッキに堂々出来るって素敵なことじゃありませんか?
メタデッキに分類されていようが、よく見るとネクストステージに行っているレシピとかはよくあります。
自分の好きなデッキのポテンシャルを高めるため、プレイングと構築、メタ研究と対策理論
これが大切なのであってメタデッキだろうがオリジナルデッキだろうがそんなに変わりはないのかもしれません。

みんなでより良いMTGを目指しましょう。
ではまたまた

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