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カレーとスイカ、花火とのきしたの夏休み
「(寄付で集まっているのが)ジャガイモ、ニンジン、タマネギときたら……やっぱりカレーライスだよね!」
「あとはフライドポテトも~」
「ピーマンも(寄付されたものが)たくさんあるからレシピを検索してみよう!」
「無限ピーマンがよさそう!」
「じゃあ買い出しの食材は、カレールーと鶏肉と……他に何が必要?」
「今日は何人くらい来るかな?」
「先月は50人くらい集まったみたいだから、カレールーは一応50人分くらい?」
「子どもも食べられる甘口と、中辛の2種類を準備しようか?」
「それにしてもこのニンジン……愛おしいほどの姿だなぁ」
「うちの畑でとれたニンジンだよー!」
「子どもたちに顔描いてもらったらよさそう!」
準備に集まった子どもシネマクラブのメンバーや大学生たちとのそんな会話から始まった〈のきした - むすびの日〉。
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足りない食材を買い出しに行くチームと、調理チームに分かれ、16時過ぎからゆるりと準備スタート。 調理チームは、カレー用の野菜を切って炒めて、ジャガイモをフライし、これまた寄付で山盛りのししとう&ナスもカレーのトッピングにいいよね!と素揚げし、買い出しチームが戻ってきたら、鶏肉も炒めてカレーを煮込んで……と、灼熱の台所で大奮闘でした。 そんなわけで、準備時間の台所の外の様子はほとんどわからなかったけれど、「ピーマンは子どもチームに切ってもらおう」と役割を分けるべく動いてくれる人がいたり、「何かお手伝いすることありますかー?」と顔を出してくれる人が次から次へと現れたり、ギターやウクレレを奏でる音が聴こえてきたり、あぁいい感じ。
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カレー、フライドポテト、無限ピーマン以外にも、色んなおかずの持ち寄り&差し入れがテーブルに並び、みんなで「いただきます」の時間。 30人近く集まった人は、はじめましての人も、お久しぶりですの人も、色々だけれど、みんなでワイワイ食べたい人も、一人静かに食べたい人も、それぞれの場所があるのが〈のきした〉らしくて、あぁこれまたいい感じ。
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食後は、スイカ割りと花火タイム。 塩田産の18キロもある巨大スイカは棒が当たってもびくともせず(想定内)、思い切り振り切って地面を叩いた棒が折れてしまうという事態(これまた想定内)もあり、最終的には、目隠しをとったKくんが全力でカチ割ったスイカをみんなで美味しくいただきました。
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子どももおとなも「夏休み」を満喫した8月の〈のきした - むすびの日〉、来月の13日はどんなドラマが待っているのかな。
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(書いた人:野川みお)
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