矢田勝美展「船霊といのり」お陰様で無事終了しました！

2020年10月12日 01:36

矢田勝美展「船霊といのり」（会場：海の博物館）、無事終了しました。　

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3ヶ月あまりに渡り、ご来場の皆様や注目いただいた皆様、本当にありがとうございました。

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まさか来てくださるとは、という方々がご来場くださったり、会期中にもう一度じっくり見に行きたいと言ってくださった方が何名もいらしたり、驚きともに感無量でした。

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船大工が漁師の無事や大漁を祈願して船に密かに封じ込め祈願していた船の守神『船霊様』。

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その全貌（船霊様の姿）が明かされた会場の中では、たくさんの目に触れられてどの船霊様も私には喜んでいるように感じられました。

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人間が『船霊様』を作り出したのか？、はたまたハナから『船霊様』は存在しており、それを人間が作らされたのか？そのパラドックスに陥ってしまうほど彼女の存在は神秘的で魅惑に満ち溢れていた。

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この企画展の今回のメインビジュアルである漁師が「自らが自然の命をとってその命に生かされていることへの感謝」を表す【魚供養】の絵には不思議な力が宿ったようで、絵が仕上がる時に線香を焚いたら絵に命が宿ったことを示すサインが私に送られて来た不思議な一件がありましたが、会期中も不思議なことがありました。

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映像制作のつばおと展示模様の動画を録りに行った時のこと…。

外から人が入って来れないように半ばドアを閉めて録画をしていたこの会場に、突如、修学旅行にきていた小学生の数人がドアの隙間から紛れ込んで来て、この絵の前で止まって群がりました。

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未来を表す子供を動画に収めれるなんて夢にも想像しておらず、しかも魚供養の絵の前に群がるなんて驚きで、つかさずつばおはその一瞬を見逃しませんでした（結果アーカイブ動画に入れるかどうかはさておいて）。。。わずか1分くらいの出来事でしたが、役割が終わると小学生たちはサーッといなくなり、あれは何だったのか？

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他の作品には目にも触れず、一目散に、【魚供養】の絵の前に群がった子供達。神業としか考えられない、つばおと帰り道振り返りました。

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魚供養の絵の周りを囲んだ大量のコバエの出来事がフラッシュバックした出来事でした。 （今度は未来を示す子供達に変わって絵に群がった）

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会期中も仕組まれたように、何回も私が忘れ物を取りに行かされるような出来事があったり、芳名帳やSNSを通じて、はたまた生の声で、忘れられない、震えた、泣きそうになった、もう一度じっくり味わいにいきたいなどの反響の声をいただきましたが、すべては船霊様の計らいだと思います。

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船霊様と同じ空間で、
 漁師の家に生まれた私が、その産業に関することを拙いながらも私なりの表現で伝えられただろうか。