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チャボ飼ってみる?

-序-

チャボ、飼ってみたいですか?
インコや文鳥ではなく?
ナイスチョイスですね!

チャボは飼い鳥としては、一般的でない鳥です。ペットショップでもあまり見かけません。
とはいえ、愛玩用に飼いたい方が一定数いる鳥ですので、入手困難、といったほどでもありません。
チャボは販売、もしくは譲ってくれる方が見つけられれば、とてもオススメな飼い鳥さんです。

はじめにお断りしておきます。
オスは結構な声で鳴くので、集合住宅での飼育は避けたほうが無難です。
そして私が飼っているのは、写真の桂チャボ、立派なオス♂です!

朝ですか? はい、鳴きますよ。
彼は残念ながら、チャボとしては十人並み+α程度の声量をお持ちです。

私の家? 一軒家です。普通の住宅街です。
ご近所から苦情が出たことはありませんし、問題なく生活できています。
ええ、実はごく普通の住宅街でも飼えるんです。
ただし、強くおすすめはしません。鳴くので。
「いや、どうしても飼うよ」と言う方、いらっしゃいますか?
そんなあなたは、ぜひこれを読んで参考にしてくださいね。

チャボのオスと平穏な生活を送るためには、いくつかのコツがいります
逆に言えば、それさえ分かっていれば一緒に暮らせるということです。

チャボ、かわいいですよ。
リビングに一羽、いかがですか?

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-破-

オスかよ

ヒヨコから……いえ、卵から育てていた彼が、日一日と立派なトサカになっていき、はじめて「ケーッ!」と鳴いたときの、私の感想です。

確率は二分の一だったんですけどね……。
いえ、決して残念になど思っていませんよ。残念になど……。

というわけで、チャボはニワトリとはちょっと違いますが、鳴きます
コケコッコー!!」という、アレです。

普通にうるさいです。
でも慣れます(住人が)。

メスはびっくりした時などに「コココ……ケーッ?!」と奇声をあげることもありますが、おおむね静かなもんです。
そう、うるさいのはあくまでオス
白色レグホン(普通のニワトリさん)ほどに野太くやかましい声ではないものの、慣れていないと耐えがたい騒音であることに間違いありません。

大事なことなので、もう一度言います。
チャボのオスは、普通にうるさいです。

-急-

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「うるさいなら飼わないからいいよ」……って言わないで。
マジかわいいから、チャボ。
抱っこできる鳥、最高ですよ?(ちょっとトサカと尻尾が邪魔だけど)

チャボはとくに、小さな子どものいる家庭にオススメです。
小鳥と違って、多少乱暴に扱われても怪我しないからです(ひどい理由)。
フードに押し込まれてラジコンしてても寝てるからね!(え)
というわけで、チャボと暮らすコツを伝授しましょう(聞いたげて)。

=チャボと心穏やかに過ごすコツ3つ=

1)ヒヨコから飼う

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まぁ言うまでもなく、大体がヒヨコ~若鶏の間にお迎えしますよね。
(うちは卵でしたけど……)

ヒヨコから一緒だと、人へのなつき方や環境適応度が違います
我が家の桂チャボは、卵の頃からリビングの片隅で暮らし、ヒヨコの頃は子どもらにもみくちゃにされ、毎日うるさすぎる環境で育ったため、生活音に怯えることがありません。

一番良かったのは、子どもに対して優しく育った(あきらめてるともいう)ということですね。
子どもらが何をしてもつつきませんし、なすがままです。もみくちゃが標準なので、なんらストレスも感じていない模様。
これが大型のニワトリになると、そうはいきません(基本ニワトリは超攻撃的なので)。
小さな子どもとの共存となると、血の雨が降ることでしょう。

小柄でおとなしい性質のチャボだからこそ、子どもと仲良く成長していくことも可能なのです。

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2)朝起きる時間、夜寝る時間をコントロールする

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これはどの種類の鳥さんにも言えることですが。
朝はきちんと人と同じ時刻に起こし、夜も同じ時刻に寝かせましょう。
じゃあどうやってそうするのかと言うと……
魔法の素敵アイテム『遮光1級カーテン』を使用します。

カゴでも小屋でも、チャボの寝る場所に合う大きさの、遮光カーテンを用意しましょう。
あなたが朝7時に起きるとしたら、チャボの起床もその時刻でOK。
起きてすぐにカーテンを取ってやります。
オスの場合「コケコッコー!」と気持ち良く鳴き始めますが、自分が起きていればさしたる問題はありません。

ご近所に迷惑なのでは……?」というのが一番気になるポイントですが、我が家で両隣後ろのお宅に聞き込み調査を行ったところ、「ニワトリの声?全然聞こえないよ」とのことでした。
お会いしたときに憎しみのこもった目で見られることもなく、ご近所づきあいはおおむね良好ですので、嘘は吐いていないでしょう。
よほど壁の薄い家同士でなければ、気にしなくていいレベルの騒音と思われます。

この朝のコケコッコー、あわよくば子どもの目覚ましにしたいところですが、子どもも慣れてしまって、おたけび程度では起きてきません。
要は慣れなんですね……。

ちなみに、オスは日中もたまに鳴きます(許したげて)。

3)排泄物を理解する

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いきなり汚い画像でごめんなさい。

しかしこの話題を避けては通れない。むしろ声よりこっちが問題です。
チャボはニワトリ同様、普通のフンの他、たまに『盲腸便』なるものをお出しになります。

これが茶色くてベタッと取りにくく、なにしろ臭い
放し飼いにしていて誤って踏んでしまった時の絶望感はハンパないです。

ですが、「出すなよ」というわけにもいかないので、これはもう諦めるしかありません。
広い心で受け入れましょう、盲腸便を。
ちなみに、写真の状態はまだいい方です。劣悪なのはもっとベタッとしています(追い打ち)。

小屋でのフン対策は網を引くなどして、本人(本鳥)が直接踏まないようにしておくといいですね。
毎日新聞紙を取り替えてやれば、臭いも気になりません。

放し飼いの際は、オムツが便利です。
「チャボにオムツ……?」と思うかもしれませんが、オムツです。

トリトレットさんところで作ってらっしゃいますし、鳥しめで有名なさちよんさんのところでも、購入できると思います。

ただ私は貧乏人なので(唐突卑屈)、使い捨てマスクを使っていました。
そして最近、うちの子はこのマスクを蹴り上げて役に立たなくしてしまう荒技をあみだしました。
控え目に言って、とても迷惑です。

もう自分で外せないオムツ作るしかないかなー、と思い、作りました(即断即決そして実行)。
自分で言うのもなんですが、結構うまくできました。
このあたりのことは、また後日機会があればご紹介しましょう。

そんなわけで、チャボのフンはたまに厄介なのが出ます。お知りおきを。

あとがき

以上、チャボの序破急でした。

別記事では、飼い方や面白い飼育話などを載せています。
「おっ?」と思う記事があれば、のぞいてみてくださいね(※注)。

※注:こちらの記事は、著者ポートフォリオのためのサンプル記事となっております。note上に他の記事は掲載しておりません。ご了承ください。
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