振り回されていると感じたら。
「ゆずりや先生、私もう嫌になっちゃいました」
その女性は、顔を赤らめて少し興奮している様子で言いました。
よくよく話を聴くと、
せっかく慣れてきた職場で度々、様々な変化を求められるというのです。
一生懸命「適応」しようとするけど、
気持ちが追い付かずに、「振り回されている」と感じているのだそう。
環境の変化に適応するのが早い人と、
違いに戸惑いを感じ、パニックになる人がいます。
この違いって、何でしょう?
人はそもそも、変化に弱いものです。
慣れ親しんだスタイルを、急に変えることにストレスを感じます。
その頻度が早ければ、心と体はついていけなくなるんです。
このような相談は、いろいろな世代・職種の方から寄せられます。
スクールカウンセラーの現場では、
高校に入学し、授業スタイルの変化に戸惑う学生さん。
大人向けの相談事業では、
春の人事異動で、全く違う部署で働くことを求められたHSPさんや、
夫や子どもからの「転職したい」「学校に行きたくない」宣言に
動揺を隠せないお母さんなど。
一様に「振り回されている」と感じているのです。
私が特別支援学校の教員時代の話を例に出しますと、
毎年のように環境は変わっていました。
・受け持ちの児童生徒
(小学生~高校生、障害種も幅広い)
・関わる保護者
・担当する授業
・ペアになる先生
(特別支援学校はティームティーチング制で、チームで担任する)
・上層部から提示される教育・指導方針
ようやく慣れてきたところで、変わる環境。
そこで働く人は、みんな同じ状況になるはずなのに、
「変化に柔軟な人」と「変化に振り回される人」がいることがわかりました。
(ゆずりや調べ)
変化に柔軟な人は、常に「目的」を見ています。
なぜ、変える必要があるのか。
何のために変えるのか。
例えば、先ほどの学校現場の話でいうと、
担任が変わるのは、いろんなタイプの大人と児童・生徒が
出会えるようにするため。
もちろん理由は、ひとつではありません。
適材適所の実現や、人材育成など、組織の活性化をはかるためなど
いろいろな理由が挙げられますね。
「目的」を見つめて、そこで自分は何ができるのか
ここを自分なりに考えられる人は、心の柔軟性も高いように
私は思います。
「振り回されている」と感じているときは、
大抵、自分以外の誰かが「主体」で物事が進んでいるように感じるはずです。
冒頭の相談事例でいうと、
家族が突然、生活スタイルを大きく変えなければならない話を持ち出して来たら、
なぜ自分が変わらなければならないの?とモヤモヤしたり、
いつも振り回されてばっかり!と腹が立ったりしますよね。
そんなときは、「目的」に意識を向けて
一段高い視点から考えてみることで、3つのいいことがあります。
①ストレスを「受ける側」から抜け出すことができる
②状況をより大きな視点で理解し、「安心感」を得られる
③自分ができることを考え出す「主体者」になれる
自分は「被害を被る側」ではなくて、
「主体的に目的を考えられる」人なんだ
この状況の中で、目的に向って
今の私には何ができるだろう?
「今の自分にできることがある」
ここに、こころの矢印を向けることができたら、
振り回されているとは感じなくなっているはずです。
もしも、今あなたが自分以外の何か・誰かに
振り回されていると感じるなら、
それはどんな時ですか?
どんなことを感じていますか?
≪今日の問いかけ≫
あなたが最近、「振り回されている」と感じたのは
どんなときですか?
コメント欄や公式LINEに書いて送ってください。
メッセージはすべて読ませていただいています^^
〜自己紹介プロフィール〜
プロコーチ/スクールカウンセラー
ゆずりやあやこ
■青森在住、37歳、共感力が高く涙もろいHSP
癇癪多め8才男子&甘えん坊5才女子
HSC2児を育てる母
■HSP×幸せの心理学(アドラー)×アサーティブコミュニケーション
これまで70名の女性が受けている
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■究極の自己信頼にたどり着くには…
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■経歴
元特別支援学校教諭 13年
現在はプロコーチ/スクールカウンセラー
アナザーヒストリー認定コーチ
HSP未来ラボ青森 代表(月1回オンライン無料お話会開催)