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唾液で、ガンのリスクがわかる!?

皆さん、こんにちは😊歯科衛生士ライターのyacoと申します。

今回はだ液検査によって、ガンのリスクがわかる!?という
内容について記事を書いていきたいと思います。

今回は、慶應義塾大学先端生命科学研究所の、研究成果をもとに開発した
「サリバチェッカー」という検査キットに基づいて解説致します。

私が、以前勤めていたクリニックで、このサリバチェッカーを用い
ガンのリスクを評価する検査を実施していました。

ちなみに、どこの医院でも実施しているのではないので
全国の対象医院をサリバテックのHPで検索して、お近くの医療機関を探すことができます。

ここで、注意点ですが、
がんになりやすいリスクを調べるのであって、
ガンを診断するものではありません。

ガンになりやすい状態であるかということが
わかるということです。

え~?ガンがわかるんじゃないの?と思われる方も
いらっしゃるとおもいますが、検査をすることによって
リスクを知り、リスクが高い臓器の精密検査を受けにいく
きっかけとなるかもしれないからです。

本記事では、だ液検査によるがんリスク検査の内容と
検査の流れを解説していきます。

以下、だ液検査によるガンのリスクがわかる臓器についての
文書になります。

だ液でがんリスク検査 サリバチェッカー|株式会社サリバテック – だ液とAIで1度にがん種別のリスクが分かる「サリバチェッカー」のサイトです。検査は時間がかからず、病院や自宅でだ液採取するだけです。対象のがん種は肺がん、膵がん、胃がん、大腸がん、乳がん※女性のみ、口腔がんです。

出典:株式会社サリバテック

特にすい臓がんは、ガンの発見が難しく、項目にあると
調べられる嬉しさはあるのではないでしょうか。

では、なぜ唾液でガンのリスクがわかるのか。

サリバチェッカーとは – だ液でがんリスク検査 サリバチェッカー|株式会社サリバテック

出典:株式会社サリバテック

サリバテックのHPにも記載がありますが、
がん細胞からしみ出す代謝物がだ液に表れるからです。」

その結果、だ液による検査でガンのリスクがわかるということになります。

だ液検査をすることによるメリットとしては以下3つ

・唾液を出すだけなので、患者様側にも医療スタッフにも負担がかからない
・ガンの種類を同時に検査できる
・「今」のリスクがわかる

ガン検査を受けるには、臓器ごとに病院を変えなければ
なりませんが、だ液では一回の採取で複数の臓器に対応しておりますので
負担がかかりません。

また、遺伝子検査での将来かかりやすいリスクではなく、
今現在のガンのリスクを臓器ごとに
それぞれ知ることができます。


だ液のよるガンのリスクを調べるには
まず、対応可能な医療機関を調べて
あらかじめ予約をとっておくとよいでしょう。
私が勤務していたところは、自費治療での扱いでしたので
金額や検査時間なども聞いておくと安心です。

※検査するにあたって食事制限などの注意事項があります。
以下、注意事項が記されている文書です。

だ液採取の方法 – だ液でがんリスク検査 サリバチェッカー|株式会社サリバテック

出典:株式会社サリバテック

かなり細かく注意することがありますので
検査する前に、注意事項をよく読んだり、医療機関の方に聞いておくと
ご自身が検査を受けられるか判断しやすいでしょう。

注意事項の中でもこの項目は重要になります。
かかりつけの医師に相談の上、だ液検査を
実施してください。
服薬中のお薬がある場合は必ず、事前に医師等にご相談ください。

ここまでの流れをよく理解したうえでの検査をおすすめ致します。

検査実施日より、約2,3週間で医療機関に検査結果が通知されます。
※この期間は各医院によって異なりますのであらかじめご了承ください。

ガンのリスクの値が高い場合は、検査を受けた医療機関に相談し、
精密検査をするか相談してみましょう。
ガンのリスクが低い場合でも定期的に検査を行うことが大切です。


ここでは、だ液検査でのメリットについて解説していきましたが
デメリットとしては以下2つになります

・比較的高額な値段の検査なうえに、ガンを診断するのではなく
 リスクを知るために高いお金を払うのには躊躇する
・注意事項が細かく指定されているので検査ができない場合もある

デメリットの部分が大きく感じられるのであれば、
一度考え直し、検査したいという気持ちになれば
実施すると良いと思います。

さいごに

今回はだ液によってガンのリスクがわかる
だ液検査の流れや、メリット、デメリットについて
解説させていただきました。

歯科衛生士時代に、だ液でこんなことがわかるんだ!と
感動したことを今でも鮮明に覚えています。
まだ、この検査は一般的には広まっておりませんが、
一人でも多く、ご自身の健康に気を使っていただく
きっかけとなれば良いなと思います。

実際にがん検診を受けるとなると、体に負担がかかってしまうので
検診に行くことをためらうケースが多いと思われます。

「唾液を出すだけなら…」検査をする入口としては、
気持ちの面でも楽なのではないかと、筆者は感じています。

この記事が読者の皆様にとって、少しでもお役に立つことが
できますように….

最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の更新をお楽しみに🥰

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