無線の免許
先日、名古屋まで無線の免許の養成講習に行ってきました。
2日間コースです。
日本は、非常に複雑ではっきりいってあまり意味のない無線の資格とか、検査とかがあります。
今回2級海上特殊無線技士と言う資格を取得しに行きましたが、勉強の内容は法規以外はあまり意味のない内容です。
無線工学は実務とほとんど関係ない内容ばかりなのです。
まず、無線技士と言う資格ですが、無線機やレーダーを取り扱いを出来ると言う資格です。
実際に運用するには、別に無線局の開局申請をして無線局免許状が必要であり。
5年ごとの再免許更新が必要であり。毎年、電波利用料という税金みたいなものも支払います。
全てお役所が絡み。いろいろ複雑にしてお金を徴収するシステムです。
無線機も日本製で合っても、国内で販売されているものは、技術適合マーク付きと言うことで価格も高く。ただ、免許申請は楽になります。
日本製でも、海外から安く買うと技術適合品では無いようです。
海外製の安い、レーダーや無線機は申請が面倒な仕組みになっています。
もっと、変わった仕組みが講習を受けて判明しました。
例えば、令和丸に国際VHFの無線機を2台積んであるとします。
片方が固定機、片方がハンディ機だとします。
仲間達とクルージングに行き、ポンツーンでハンディ機で誘導して、令和丸と交信するなんて事は、認められていません。
まず、ゲストが無線機を扱う無線技士の資格を持っていても、ダメなんです。
あらかじめ、令和丸の無線局申請するときに、主任取り扱い者を決めて、その他、取り扱い者全員の申請が必要なんです。そこに名前があることが必要です。
また、無線局運用は、船舶航行中に限ると言う法律があり、マリーナ等で停泊中の交信は違反になります。
全く、ヘンテコな法律で運用されてます。
私は3級アマチュア無線技士の資格も、持っていますが、運用は、かなり自由だし。
自分の申請してある周波数帯であれば他人の無線機から電波を出すことも、マリーナに停泊中でも。桟橋に居ても。自由に運用出来ます。
でも、日本で船舶を運用するには無線機やレーダー等があった方が安全ですので、2級を取得して居れば、ほとんどの機器が制限なく使えます。
今後。無線機、レーダー、AIS等も設備していきたいと思っています。
今回は、愚痴みたいな投稿になってしまいました。