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中古で買ったヨットで起きるべきトラブル!

中古で船齢30年近いヨットを購入して乗っていますが、いままで複数オーナーを経て来たわけで、その都度修理改造を繰り返しています。

いまだに、船の内部に付いている部品で分からないものがたくさんあります。

それは、お湯を沸かす装置であったり、発電機関連、エアコン関連、電気関連だったりいろいろあります。またヨットは外国製造のものが多くその付いている部品や装置は英語表記や他言語の表記が多いのです。また配線や配管は床下部分を通っていて見えません。天井部分を通っている電気配線もたくさんあります。その電気配線も使われているものもあるし、たぶん途中で切断されていて使われていないものも混在しています。

今回エンジン系等にも不安があり、市内のヤンマーの整備会社に近いうちに来てもらい健康診断みたいなチェックをしてもらう予定です。その前に最近エンジン回転を上げると「ガタガタ」と異音が出ていたので仲間にチェックしてもらうと内部の壁に接触していることがわかりました。

以前、ベルトが緩かったのでダイナモを移動してベルトの張りを調整したときに移動しすぎて壁に接触してしまっていたようです。

そこで、船に行き再度調整のやり直しに行きました。

そこでベルトの張り方を変更して様子を見ました。

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壁の接触は無くなりましたがいまいち回転を上げると緩い感じがするのです。前のオーナーから替えのベルトだよと頂いていたベルトが2本あったので交換しようと取り出してみると全然長さが違うではないですか!

全然使えないベルトが船に積まれていたことが判明しました。(;^_^A

そこで、まずはベルトを見てメーカーや品番を確認しました。

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メーカーはPIX-X'ceed だと思われます。ネットで探したら出ていましたが日本ではあまり流通していないメーカーだということがわかりました。

ベルトに書いてある630J10 とか 7920 では全然ヒットしませんでした。

日本ではバンドーとか三ツ星ベルト、ユニッタ等がメジャーです。一応私は工業系の商社なのでVベルト等が仕入れが可能ですので詳しい方です。それでも初めて見るメーカー名でしたので、まずはヤンマーの修理店に電話してベルトが購入可能か?聞いてみました。

そうするとヤンマーの純正ベルトはA型を使用していることが判明しました。

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A型とは普通のタイプのVベルトです。これならどこでもすぐに手に入ります。

マニュアルを見てもらい話をしていると、まずプーリーの数が違うことがわかりました。

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これが標準のエンジンでVベルトもA型でクランクプーリーからウォーターポンプを経由してダイナモにつながっています。

私の船は全然違うタイプのベルトが使われていました。プーリーの全て交換されていてベルトも変更されていました。要するに大幅な改造がされていたのです。

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Vベルトから平ベルトに交換されていることが判明、それに合わせて発電機用のダイナモが上部に追加されて付いています。

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ここからは普通だとお手上げですが、いろいろ調べると今ついているベルトは10本の細い溝が付いているベルトだということが分かりました。

これは日本のメーカーでは「リブエースベルト」と呼ばれているタイプです。10本溝なのでタイプは10PKタイプです。

船にあった紐でベルト全体の長さを図りました。そうすると約1163mmでした。そのあたりでネットで検索してみました。そうしたら在りましたよ!

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モノタロウで長さが1165mmで売ってました。10PK1165 です。

とりあえず、付くか心配なので取り寄せて見ることにしました。

中古でヨットを購入するといろいろなオーナーがいろいろな改造をするために部品の調達や修理に苦労することがとても頻繁に起きます。

でも、そうやって自分仕様に成っていくので車の様に簡単には変えられないんですね。今後の修理する予定の物は冷蔵庫です。全然冷えないんです。

温度計を設置して調べていますが、外気温20度にたいして15度程度しか冷えません。

電気系のものは船齢も古いので交換することになると思われますが大幅な撤去工事と取付工事が予想されます。

詳しい人がいれば部品交換でも済むのかも知れません。

ヨット整備にはいろいろな知識が必要です。エンジン、電気、水道、内装大工工事等。海に出たら自分で修理する技術が必要です。

それでもヨットは楽しいですよ。

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