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探偵file 006 戦艦大和を偲ぶ

海軍の聖地呉探訪ー戦艦大和を偲ぶ①

呉の戦艦大和を建造し竣工させたドックを眺めることができる「歴史が見える丘」に行ってみました。

大和を作ったドックを実際に見ることができるということで、数日前から何度か見た映画「男たちの大和」「アルキメデスの対戦」を見直し気持ちを高揚させ、なんとも言えない気持ちでそこに向かいました。

東洋一の軍港だった呉海軍工廠。
大和を建造したその巨大なドッグはジャパンマリンユナイテッド(JMU)ととしてタンカー造船など現役で稼働していました。「ここで大和が…」とひとり感動に浸る。

そして何気にその隣のドッグに目をやると巨大な船体に84のナンバー…

海上自衛隊の護衛艦「かが」は、2022年3月からジャパンマリンユナイテッド(JMU)呉事業所で行われた第1回特別改造工事が2024年3月29日に完了し、最新鋭ステルス戦闘機「ロッキード・マーティンF-35BライトニングII」を搭載できるように改修されました。改修費用は約260億円。

「ううおぉーーーっ!!こ、こ、これは紛れもなく航空母艦化している真っ最中の護衛艦『かが』ではないか!」

海上自衛隊史上最大の艦艇であるいずも型護衛艦の「いずも」と「かが」。戦艦大和と戦艦武蔵、航空母艦瑞鶴と翔鶴の如く必ず1番艦と2番艦が製造される。

「かが」は、基準排水量19,500トン

満載排水量26,000トン、全248.0m、最大幅38.0m。乗組員は520名。因みに戦艦大和は、全長263 m、船幅39 mなので、護衛艦「かが」の巨大さがわかると思います。

思いがけない予期せぬ光景を目の当たりにし、その圧倒的な存在感に大興奮の私はしばし身体が硬直してその場で5分、いや10分は立ち竦んでいました。

艦名は令制国の加賀国に由来し、旧海軍の航空母艦「加賀」に続き日本の艦艇としては二代目、海上自衛隊の護衛艦としては初代である。太平洋戦争期の正規空母・雲龍型航空母艦や蒼龍を若干ながら上回る規模と排水量を有し、甲板を含めた全長248mは旧海軍空母「加賀」(単層の飛行甲板に改装後)とほぼ同じ。艦内神社は白山比咩神社(加賀国一宮)。
1番艦の「いずも」と共に海上自衛隊史上最大の艦艇。建造費用は1,155億円。

2023年4月、改修工事中だった呉市内の事業所から出渠した。艦首が“台形”から“長方形”に変化しており、前部ファランクスは本体がなく台座のみとなっていた。艦番号も表記されておらず、改修工事中に設置されたと思われる作業用の構築物も撤去されていなかった。 同年10月、本艦に艦名と艦番号を書くため筆入れ作業が行われた。
軽空母への改修が完了した海上自衛隊の護衛艦「かが」が、2023年11月17日に初めて呉基地に帰還。長期間の改修を経て、本来の基地に戻ったことになります。旧日本海軍の空母「加賀」の進水日も11月17日で、奇しくも同日になりました。

映像を見て欲しい。
大和に匹敵するとまでは言わないが、とても美しいフォルムである。
日本の軍事力は世界6位になるが、海軍力(事実上は軍でも呼称に目を釣り上げて興奮する輩がいますが敢えて)は世界ランキング4位にランクされているほどの精鋭部隊。海上自衛隊は5万人の兵員と150隻以上の艦船、300機以上の航空機を擁しているという軍事力を誇ります。

隣国中国に兵力数は遠く及ばないですが、隊員の練度は比べるまでもなく高いといわれてます。ほとんどの艦艇が高い準備状態で維持されており、トンガ火山爆発救援など海外稼働率も高く、災害救援などの最新装備を備えて活躍しているとのことです。潜水艦はディーゼルエンジンになるが、最新の「そうりゅう型」は各国の原子力潜水艦と比べても遜色ない性能を擁するといわれている。

そして、期せずして、いずも型ヘリコプター搭載護衛艦2番艦「かが」を垂直着陸が出来る最新鋭ステルス戦闘機F-35Bの離発着を可能にすべく改修し、事実上、空母化しているまさにその最中をこの目で目撃したのは、軍港に無縁の北海道人にとっては衝撃でした。

いま、ロシアの軍事進行を機に平和を強く意識するようになった方も多いだろうし、国防、9条、外交で…などなど自国防衛の在り方に賛否はあるでしょうが、実際に、そして現実には国防を担い懸命に毎日訓練している自衛隊、そして隊員たちがいるからこそ現在の日本の平和があると強く意識すると同時にそういう現実を突きつけられたのでした。

余談ですが、大和を造船した際は、超極秘裏に設計者でさえ自分の部所以外はどうなってるかわからないほど全貌ほ秘匿され、カバーされて建造したとのことですが、今の日本はあまりにも大らかと言うか、ドッグで「かが」の改修工事を黙って眺めてビデオ撮影している目つきの鋭い若者がいました。空母化の改造の過程が丸わかりに目撃され、赤い隣国や半島のスパイなどにビデオ撮影されても大丈夫なのかと少し心配になりました。

何にしても歴史的改修工事を目の当たりにできて、いろいろな思いが交錯したのでした。

5月15日で先の大戦で占領されていた沖縄返還から52年の節目を迎えます。

そして、沖縄県の与那国島は待ったなしの隣国の海洋進出の脅威に晒されて、自衛隊配備が進められている“国境の島”です。赤い隣国の海洋進出で島民たちはこう語ってます。

▶︎農業を営む町民
「ウクライナ。気になってしょうがないですね。やっぱり怖いですよね。中国がそんな感じできたら怖いし」

▶︎与那国町の防災担当
「(住民は)シェルターの話を最近するようになっています」町役場は、台湾有事への備えを始めています。

▶︎与那国町 糸数健一町長
「ウクライナみたいな状態になる前に、どうやって住民を避難させるんだということですよ」

いま、このように国境最前線の住民からは待ったなしの国防が切望されてます。

東京や札幌とか安全な地から9条を語っている方たち、国境の島に住んで反対活動をしてください。国会前で徒党を組んで政府批判し太鼓を叩き騒乱罪を引き起こして、敵国が攻めて来たら「酒飲み交わして俺が抑止力になってやる!」と叫んでいたあのシールズの子供たちやその支持者、どうぞウクライナに行ってロシア軍と酒飲み交わして俺の抑止力のチカラを発揮してください。

そして自衛隊は違憲であり必要ないと言い張る日本共産党をはじめとする反政府共産主義者たち、地球規模の世界のシステムと成り立ちを勉強しなおしてください。話が外交で通じない国、国家元首がたくさんいる事を勉強してください。

自衛隊は日本の宝、最後の命綱。

このような思いを抱えて戦艦大和の建造から沈没までの全容を勉強すべく「大和ミュージアム」に向かいました。

彼ら自衛隊がいるから日本の災害救援、治安、安全があるということを強く感じた瞬間でした。

艦首が四角形に改修され、約1年ぶりに出渠した護衛艦かが。左舷がぐんと拡張されたことがよく分かる(「呉湾艦船めぐり」撮影、提供)

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