恒例のapex世界大会出場チーム紹介^^^^^^^^^^(後編)
ウス。後編です。
前編では日韓予選を上位4位までで通過したチームを紹介したので後編は残りの4チームを紹介します。
その前に、ALGSについて少し語りますね。チーム紹介だけ見たい人は飛ばしてどうぞ。
ALGSはApac-North,south、North,SouthAmerica、China、EMEAの6地域から予選を勝ち抜いたあるいは招待されたチームが集って戦うわけですが、不思議なことに強さの序列は割とハッキリしています。apexの強い地域というのがあるのです。
その序列は、NA>AS>EMEA>AN>SA>CH
となっており、我らが日韓、Apac-Northは4番目くらいの位置にいます。この差は結構明確で、特にNorh-America(NA)は飛び抜けて強く、South-America(SA)は明確に弱いです(中国は今回ちょっと特殊なので除いて)。不思議なことに北アメリカはぶっちぎりで最強なのに南アメリカは最弱レベルなんですね。で、この北アメリカっていうのが本当に強くて、ここだけ出場枠が12枠あるのはそれが理由です。ぼくの予想では決勝にも12チーム中10チームくらいは残ると思います。決勝は残りの10枠をかけて争うことになるのですが、我らが日韓のチームがどれだけ上がれるかというのは非常に大事な見どころなのです。ぼくが考えるに、願わくば4チーム以上上がって欲しいところなのですが、まあ3チーム上がれれば御の字といったところでしょうか。残念ですが、正直日韓の8チーム中5チーム以上が決勝に進出するのはまあかなり厳しい。4もかなり難しいです。今の日韓というのは、本当に残念ですが、正直に言ってレベルは低い方なのです。最初の3日間、特に3日目である5月5日の11時から始まる6試合は、決勝戦に上がれる20チームが確定する非常に大事な場面で、ここが1番盛り上がって面白いところだと思います。ですので、是非ここの放送はぼくと一緒に観戦しましょう。してください。
見どころのもう一つとして、やっぱり優勝がどこのチームかっていうのは当然ありますよね。
ALGSってすごくて、今まで世界大会は6回行われたのですが、優勝したチームは2つだけです。TSM、そしてDarkZero。どちらもNA北アメリカのチームです。apexなんて運ゲーじゃんという声を完全に結果で黙らせることになりました。TSMとDZそれぞれ3回ずつ優勝していて、この2チームは今大会でも優勝候補の筆頭です。
今回でこの牙城が崩れるか、日韓のチームは果たして優勝できるのか………。そこも注目ですね。
それでは紹介いきましょう。まず日韓予選を5位で通過したのは、このチームッッッッ
HAO(はお)
戦闘力7 テクニック8 安定感8
気がついたらまあまあ良い順位にいる。HAOの印象はそんなチームです。目立って特別強い部分があるわけではないが、バランス良く高水準で、安定した動きを得意としています。
構成メンバーは5CG(むつき)、wqtagashi(わたがし)、Right(らいと)の3選手。
大量キルでチャンピオンを獲ることもないが、大きくコケることもない。そこが強みのチームです。「強い」というよりも「巧い」寄りのチームです。DarkZeroのzer0選手には「下手クソ」と切り捨てられてましたが………。まーなんとか頑張って30位以内には入ってほしいですね。
Crazy Racoon(くれいじーらくーん)
戦闘力9 テクニック8 安定感7
CR。毎回世界大会に進出していますが、中心メンバーだったRAS選手が兵役に就かなければならなくなってしまったため、以前までのメンバーは解散し、前回までGANBARE OTOUSANとして活動していた3人が所属することとなりました。CR所属にはぼく個人としては思うところもありますが、メンバーはあのぼくが大好きなGOです。去年世界13位を獲ったメンバーですから、実力は申し分なし。………と思っていたのですが、なんか最近調子悪い?以前までならREJECTと並んで“韓国二強"と呼ばれ、日韓ではトップクラスの実力を誇っていたんですけど……。今回HAO、なんならRIDDLEにも負けたのは予想外でした。世界スクリムを見ていても上位に入れている回はほぼないですし、ほんとどうしちゃったんでしょう。環境の違い?CRの呪い………
メンバーは多くの人が認める韓国最強プレイヤーのjusna(じゅすな)、元fennel koreaのjunghee(じょんひー)、dogma(どぐま)。ジュスナの個人技はfnaticのyukaFと並んで日韓でもトップです。ジョンヒーとドグマも、世界大会出場を逃したことのない強豪選手ですし、実力としてはかなり高水準で経験も豊富です。能力値は日韓でトップクラスのはずなので、どうにかスランプを乗り越えて決勝戦に進出して欲しいです。
Red Rams(れっどらむず)
戦闘力8 テクニック8 安定感7
RR。予選期間中は「YOKOYARI」というチーム名で活動していました。予選が終わってから、楽天から援助を受けるということで名義も変わりました。
堅実なチームです。「力」と「技」どちらも兼ね備えていて、ハイスタンダードなチームと言えるでしょう。そしてこれからの成長性が最もあるチームだと思います。
メンバーはwayachang(わや)、Datch(だっち)、ちこちゃんの3人。「強さ」と「上手さ」の両立をこれからさらに磨いていけば、かなり強いチームになるんじゃないかと期待しています。
そう、「成長性」だの「期待」だの言ってるのには理由があります。RRを語る際には、触れなければいけないでしょう…"彼"の存在に。それは、コーチであるcabbagest(きゃべじすと)さんです。キャベさんは、元はと言えばプロのapex選手でした。しかしちょっと前に選手は引退し、しばらくは大会から離れていました。それが、ある"事件"をキッカケにapex競技界から大注目を集め、コーチとして復帰しました。その"事件"とは、キャベさんがYouTubeに一本の動画をアップロードしたことです。https://m.youtube.com/watch?v=Kn3TOLdovQc 『RIDDLE視点から見る日本チームの普遍的問題点』。どういう動画かというと、前回の世界大会のRIDDLEのプレイを見ながらキャベさんと南アジアのコーチが日本チームを理詰めでボロクソに言うって動画です。その言葉の強さとRIDDLEが人気チームだったこともあり、apex競技界は大炎上しました。配信や動画のコメント欄でプレイについてあれこれ言う人をapex界では「コメデター(コメント+プレデター・apexの最高ランク)」というのですが、こりゃとんでもねえコメデターが現れたぞと。元プロで最近は大した実績も残せてねえ奴が世界大会に出場したチームを超上から目線で。そんなに言うなら自分で世界大会出てみろと。
実際、言ってることはなかなかに的を射ているのですが、言い方が悪いのと試合中にそんな判断できねえよということで、内容が正しいだけに余計に反感を食らったという側面もあるでしょう。ただ、分析力とapexの理解度はかなり高いお人です。そして、「そんなに言うならお前が世界大会出てみろ」という反論にも、コーチという形でではありますがしっかり答えました。RRのメンバーも、「世界進出できたのはキャベジストのおかげ」と実際言ってますし、彼の存在はチームの中で大きなものでしょう。そんなキャベさんがしっかりと指導する3人が、今大会、そしてこれからどのように結果を残していくのか。注目のチームです。
NORTHEPTION(のーせぷしょん)
戦闘力9 テクニック9 安定感9
NTH。前回まではrejectを差し置いてfnaticと並ぶ日韓2強チームの一つでしたが、IGLのさつき選手がfnaticへ移籍し、今回の予選は日韓8位でギリギリの突破となりました。しかし、一人抜けてめちゃめちゃ弱くなっちゃったんだねと言われると、それは違うとハッキリ言わねばならないでしょう。fnaticやrejectも参加する別大会では2位とダブルスコアの差をつけ1位を獲ったり、スクリムではずっと上位にいたりと、間違いなく実力はあるチームです。下馬評ではfnaticやrejectと日韓予選優勝争いをするんだろうなと多くの人が考えていました。
じゃあなぜ8位でギリギリ突破になったのかって話ですが、それはノーセプが日韓予選の大会すら"練習"の場にしていたからかと考えられます。上の点の通り、ノーセプは戦闘力は高いです。本来ならば、その戦闘力に任せてキノトロープのように戦うだけで予選突破できたでしょう。しかし、それではいけなかった。過去の世界大会の苦い思い出で、ノーセプは戦闘力でのゴリ押しは世界では通用しないと理解していたのです。そこで、テクニック(マクロの動き、移動や場所取りの判断など)方面を磨くことを目指しました。使用キャラクターも、ワットソンやニューキャッスルなど、戦闘ではなく防衛に秀でたものを使い、大会本番の場でさえムーブの練習に費やしました。全ては世界大会本番の為。結果、日韓予選は最下位での突破となりましたが、他地域の世界進出組との合流スクリムではfnatic、rejectに次ぐ活躍を見せています。
メンバーは、日韓2強時代のNORTHEPTIONから変わらずReyzyGG(れいじー)選手、taida(たいだ)選手、そして元FC destroyから移籍のyukaperodator(ゆかぺろでたー)選手の3人。火力抜群、ムーブも磨かれたノーセプションには、是非とも決勝に進出してほしいですね。
ということで、日韓から世界大会に進出する8チームを紹介しました。今回は決勝に何チーム進めるかな〜。そこが1番の見どころですかね個人的には。決勝はね……日韓チームあんま活躍できないからあんま面白くなかったり……するんですよね……。
まあそれでも今度こそ日韓のチームが優勝してほしいですし、どこまで高い順位を取れるかというのは注目どころです。
大会本番は5月3日の午前2時(2日の26時ともいう)からスタートです。多分全部ではないですがミラー配信をするので見られる人は一緒に見てください。決勝進出チームが確定するのは5月5日の11時から、決勝戦本番は5月6日の朝8時からの試合です。ていうかスケジュールはもうフォロワーの画像もらっちゃお。下の画像の通りです。
まあミラー配信は好きな時に入って好きな時に出て良いから………。是非来てみてください。できればコメントしてね。なんでも質問答えるからサ。
それでは。