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新しい食育: 栄養✖️歌♪
1.この記事で言いたいこと
中高年期以降で、体格の変化、血圧や血液検査の異常などになったことをきっかけに、食事に配慮する人が多い世の中です。
もっと若い時から食事に気を付けていれば、病気にかかるリスクは低下しますし、健康で楽しい人生が送れるはずです。
でも、未病のときから食事に気を付けようと思う方は少ないのが現状です。特に、若い方に健康的な食生活を送ってもらうための動機付けはすごく難しいことを経験します。
そのような中、中学生を対象に、歌を用いた食育に関する海外の論文が発表されました。
若い方への食育方法について考えるよい機会と考え、この非常にユニークな視点の研究について勉強してみました。
若い世代への食育に従事されている方、ご家庭での食育を実践してみようと思われている方などへのヒントになれば幸いです。
2.関連論文の紹介
数日前、アメリカ栄養教育学会のジャーナルであるJournal of Nutrition Education and Behaviorからのダイレクトメールで紹介されていた論文です。
「Effectiveness of Music in Enhancing Nutrition Education Outcomes Among Adolescents.」 written by Ogunsile SE. J Nutr Educ Behav. 2021 Mar;53(3):204-210. doi: 10.1016/j.jneb.2020.11.001. Epub 2020 Dec 23. PMID: 33358326
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33358326/
「青年期の子ども達への食育の成果を高めるための音楽の効果」を調べた研究です。
研究対象者は133名のナイジェリアの中学生で、教育前後の食知識・食態度・食行動の変化をゴールとして、無作為に次の2つのグループに分けられ比較されました。
「通常の食育」 vs. 「通常の食育+健康的な歌を用いた食育」
プログラムは全8回(80分/週)の頻度で、青年期における栄養の重要性、健康な食事のとり方、朝食や野菜・果物の重要性、スナックや嗜好飲料の弊害などが教育されました。
その結果、「通常の教育」を受けた群に比較して、「通常の食育+健康的な歌を用いた食育」を受けた群の食知識・食態度・食行動が改善をしました。
栄養学と音楽のコラボ。
音楽の可能性を感じた研究でした。
音楽は偉大ですね。
※この記事は、論文内容をかなり端折っていますので、興味のある方は本文にアクセスして確認されてくださいね。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
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なお、冒頭の写真はみんなのフォトギャラリーから拝借いたしました。ありがとうございました。